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作成手順がよくわかる ケアプラン事例集 アローチャートで見えるアセスメントの思考過程

アローチャートだからこそできた!
ケアプラン作成手順がよくわかる事例集 爆誕



 アセスメントをわかりやすく解説した「アローチャートガイド」を発行して1年。
 次はアローチャートを実際のケアプラン作成にどう役立ったかをたくさん見せられる「事例集」じゃない??という風に盛り上がり企画されたのが本書です。

 でも、単純に事例集といっても、いろいろと課題山積でした。

 せっかくアローチャートを載せるのだから、「アセスメント」やケアプランの「作成過程」がすっきりとわかるように見せたい…。
 そういう気持ちが私にも、著者の皆さんにもあったのです。

 プランを載せるだけだと「ケアプランの書き方文例集」になってしまう。それだと、アセスメントをしっかりやってほしいという我々の思いは読者に届かない。
 アローチャートも、前著と同じような説明を入れてしまうと冗長だし、かといって全く説明がないのも初めて読む人を混乱させてしまうし・・・。

 後者の問いについては、超単純な事例をアローチャートの説明をしながら紐解き、チャートの使い方とアセスメントの手順が同時にわかるような仕掛けにしました。さらに、第1部を担当してくださった色部さんが、パラパラ漫画のように、右頁だけ見ているだけでもチャートが完成していくような仕掛けをするとわかりやすいのでは? と大変ナイスなアイデアをくださいました。

 この第1部、結局とても分かりやすくなりました。新米ケアマネが読んでもアセスメントの基礎が分かるような内容になっています。
 私が思い描いていたアローチャートの姿を実現できているし、正直なところ、ある意味で、「ガイド」よりわかりやすいのでは??? と思ったり。笑

 事例の部分は、読むだけでケアプラン第2表ができる「過程」が分かるようにしました。
 よくあるケアプラン事例集のように、「作成のポイント」「留意点」がわかるだけでなく、アセスメント…引いてはケアプラン作成に卓越したこの本の著者の皆さんが実際にケアプランを作成していく手順が見えるようになっています。

 ところで、個人的な感想ですが、アセスメントやケアプラン作成というのは、やり方そのものはとても簡単だと思っています。
 利用者の今の状態にいたる原因を分析し、そのうち、医療や介護、リハビリテーションでどう解決していくのかを考えていくのです。

 また、これを上手に手順として示すのに「アローチャート」はとても分かりやすいなと感じています。

 ただ、その分析の精度を上げるのは一朝一夕ではできず、数多くの経験をしてきた専門職の専門性がないといけないのだと思います。
 そして、その専門性を上げるには、多くのケアプランを作成する経験を積まなくてはなりません。

 本書はそんな、ケアマネジャーの皆さんがご自身の専門性を上げるための「経験」の一助になれればと制作されました。
 ぜひとも本書を何度も読んでいただき、素晴らしいケアプランを作成し、利用者のQOLひいては、日本の「介護の質」の向上につなげていただければなと思います。

(第1編集部 鈴木涼太)

作成手順がよくわかる ケアプラン事例集 アローチャートで見えるアセスメントの思考過程

編著:石田英一郎、色部恭子、大羽孝児、坂本文典
サイズ:B5 250頁
価格:2,500円(税別)