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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」 2014年02月

「福島」から日本のこれからを考える

 今週は、打ち合わせや取材、新刊の原稿執筆のために、東京にいることが多い高室です。
 普段は、東京で参加したいタイムリーな研修会があっても、当方が在京していないために参加できないことが多いのですが、昨夜はNPO法人「構想日本」が月1回開いているJ.Iフォーラムに参加することができました。テーマは、「福島から日本を考えよう~『将来を見据えた復興』は他人ごとではない~」というものでした。

 顔ぶれは、福島県飯館村から菅野典雄村長、みずほ総合研究所の岡田豊さん、南相馬市でバリアフリーシアターを主宰する武藤琴美さんの3人です。
 岡田さんは、北海道奥尻町の震災から復興、そして現在の姿を通して、防潮堤や箱モノをやたら作ることでない産業復興の在り方を、パワポを使って話されました。私も奥尻町には3回行っているので、とても実感をもって聞くことができました。

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医療は「地域完結型」へ向かうのか?

 去る2月12日、4月からの医療報酬の金額が発表されました。中央社会保険医療協議会が改定内容をまとめての発表でした。
 「超高齢・多死社会」をにらんだ内容がいくつも盛り込まれているのも、その背景には、2025年ごろには1年間に現在の1.3倍の154万人が死亡するからです。つまり、今のように約8割が病院で亡くなる状況が続けば、保険財政がパンクするからです。
 病気になれば、体調が悪くなれば、とにかく入院して面倒をみてもらう「病院完結型」となっているのを、地域(自宅)で診療する「地域(在宅)完結型」をめざす内容になっています。
 それを、朝日新聞は「時々、入院。ほぼ、在宅」という見出しをつけました。なるほど、言い得て妙です。
 
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月刊ケアマネジャー連載裏話:コーチング手法を活用した「学び」の計画化

 月刊ケアマネジャーでの『高室流“自分育て”の学び術』の連載も、11回目となりました。早いものですねぇ…。
 私がこの連載で伝えたかったのは、「学ぶチャンスは、いつもいっぱいある」ということです。

 学びは、本を読むことだけではありません。話を聞く、テレビを見る、録画を見る、体験する(やってみる)などなど、機会はいっぱい。事例検討会への参加や事例提出なんかも、とてもいいです。
 でも、これらをチャンスにするのは、自分次第なんですよね。

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増える「ケアマネジャーの資格停止」

 昨年から、ケアマネジャーの資格停止が増えています。
 まずは、この数か月に報道されたものにどのような事件があるのか、見ていきましょう。



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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

【高室成幸さんの最新刊】
『ケアマネジャーの質問力』
著者:高室成幸
定価:¥2,100(税込)
発行:中央法規出版
ご注文はe-booksから
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