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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」 2009年08月

一生ものの仕事

 先週から、怒涛? の移動の始まりです。鳥取県に始まり大阪、愛知、そして今週は松山市、静岡市、焼津市、山口県光市、そして福岡・博多から舞い戻って名古屋市…飛行機と新幹線と在来線を使った、正真正銘のロードワーク? 移動距離を知らせてくれるYahoo!の「路線情報」はとてもありがたい存在です。
 ただ気になるのが、やはり新型インフルエンザ。甲子園の球児やプロ野球選手の感染を知るにつけ、「うつらない、うつさない、はこばない」の自覚が大事と決意。「お1人さま2個の限定販売です」の店員の説明を信じて、WHO推薦の強化マスク(1個685円)を羽田空港で購入しました。
 ただ、口元がカラスか河童みたい(笑)で少々情けないですが、背に腹はかえられない気分で、移動中は着けています。



まなぶ力・まねる力

 ここ2~3日でグッと増えたのが、新型インフルエンザのニュースです。夏も終わらないうちなので、この手のニュースにどこか違和感を感じているケアマネジャーのみなさんも多いのではないでしょうか?



話題はいっぱい

 今年のお盆の特徴は「帰省組」が多いことのようです。例年なら「お盆を海外で」という前振りで、成田空港や関空の様子がレポートされますが、今年は「100年に一度の不況」と新インフルエンザ、そして土日の1000円高速料金が影響して、実家に帰省する方が多いようです。
 しかし、そうすんなりといかないと思わせるのが東名高速道路の崩落事故です。台風9号の影響で、静岡県袋井インター付近の上下線の片側車線がざっくりとえぐれてしまったのですから。
 京都出身の私にとって、東名高速は帰省する際の幹線道路ですから、他人事ではありません。延々と続くノロノロ運転は、心身ともにトコトン疲れきりますからね(>_<)。



わかるということ

 ここ数日、初の裁判員制度を実施した報道がにぎやかです。従来のプロフェッショナルのみで行われてきた裁判のプロセスに、「市民感覚」を盛り込もうという、戦後の司法改革でも画期的なシステムです。
 「依頼されたら断ることができるのか?」
 「会社を休むのは有休を使うの? それとも給料は保証されるの?」
 「何歳までならいいのか?」
 「判決を出して、後々、被告人の恨みをかうことにはならないの?」
 など、率直な懸念・心配が語られました。
 いずれももっともなことです。プロは仕事ですから、何らかの報酬や給与が保証されています。ところが裁判員は日当5000円程度しかないのですから、このような質問も当たり前。さらにその後の影響を考えると、不安も当然にあるでしょう。
 裁判員を受ける方々は余程暇を持て余しているか、裁判に興味がある人だろうと思われていましたが、昨日、終了した後の記者会見に揃った男性3人、女性3人は、ごくごく普通の市民の方々でした。
 抽選制なのに、来られる方々の多さと熱心さにも驚きました。もちろん最初というのもあるでしょうが、法務省としての社会的な関心づくり(広報活動)は成功したといえるでしょう。



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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

【高室成幸さんの最新刊】
『ケアマネジャーの質問力』
著者:高室成幸
定価:¥2,100(税込)
発行:中央法規出版
ご注文はe-booksから
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