ページの先頭です。

ホーム >> 福祉専門職サポーターズ >> プロフェッショナルブログ
高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」 2009年10月

「大盛況」!

 大盛況とは、本年度の主任介護支援専門員研修のことです。4年前に始まったこの研修、もっぱら受講するのは地域包括支援センターの主任介護支援専門員のみなさんでした。
 3年前の制度改正で誕生した同センターをスタートさせるために、全国的にかなりの「狭き門」だったようで、東京都と某府県は「地域包括支援センターに限る」という制限を設けたほどでした(これが結構、クレームの嵐だったようで…)。



交通アクセスが「移動の要」

 国内の空港路線の、なんと7割が赤字! という報道がありました。私は研修会場間の移動では、国内線を本当に利用させていただいているので、かなりなヘビーユーザーの1人でしょう。
 研修の依頼があった際に、その日はすでに予定が埋まっていないか、なんとか日程の調整がつくかを考えます。それから特に重要なのは、A県からN県にどのようにムリなく「移動できるか」なのです。



がんばれ、「認知症連携担当者」研修!

 厚労省が今年度の目玉のひとつとして導入したのが、認知症対策のための「介護と医療の連携強化事業」です。地域包括支援センターに新たに「認知症連携担当者」を配置して、介護と医療が地域包括ケアシステムの名の下、認知症の人への「切れ目のない」(シームレス)医療・介護サービスを提供しようとする仕組みです。
 初年度の予算計画では、全国150か所の地域包括支援センターに「認知症連携担当者」を配置して、専門医療へのつなぎから相談・アドバイス、虐待対応チームとの連携などに携わるというもの。



「基本スキル」を磨き直す

 どのような仕事にも基本技術があるように、相談援助職のケアマネジャーにも基本となるスキルがあります。
 この10月の試験に受かったからできそうなわけではなく、相談援助の仕事は実に奥深いものがあります。



男性介護者の悲鳴!

 昨年から、アセスメント研修のなかで「性差」(ジェンダー)の内容を盛り込んでいます。これが結構、受講生のみなさんに好評です。
 どうしてこの内容を始めたのか? ADLは男女の差なく、だれもが行う日常的な「生理的行為」(食事、排泄)であり、それを行うために必ず付随する「活動」(移動)と生活を心地よくすごす「快適行為」(入浴、整容)によって構成されています。



ページトップへ
プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

【高室成幸さんの最新刊】
『ケアマネジャーの質問力』
著者:高室成幸
定価:¥2,100(税込)
発行:中央法規出版
ご注文はe-booksから
3172.jpg


bn_caretown.jpg
メニュー
バックナンバー
その他のブログ

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books