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和田行男の「婆さんとともに」

敬老の日に想うは子供

 いよいよ我が国は、高齢者人口が総人口の4人にひとりの時代に突入した。高齢化率25%時代だ。
 いつかくるとはいわれてはいたが、21世紀に突入して12年、ついにその時代がやってきた。
 しかもこれがピークではなく、まだまだ上昇する超高齢社会の入り口でしかないのだ。

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 寿命でよく聞くのが平均寿命、もうひとつは最大寿命。
 日本は世界に名だたる長寿国家だが、僕の驚きは、平均寿命が他国に比して長いということではなく、ヒトの固体がもつ最大寿命(約120歳)にもっとも近い平均寿命をもつ国ということだ。まれに長寿の人がいるのではなく、平均的にオス80年メス85年という数値だ。
 逆にいえばこの国は、1億人以上も住む地域でありながら、世界のどの地域でも経験したことのないような長寿地域で、この世の楽園・天国ともいえる地域であり、本来は世界に誇れる・世界が羨む地域であってしかるべきはずなのだ。
 ところが、この国に住む国民自身が「超長寿国家ニッポン」を誇りには感じていないし、感じていないばかりか「問題視」している感さえうかがえる。

 まずは
 「万歳!超長寿国家ニッポン」
 「誇り!世界一の長寿国ニッポン」
 と喜び合えるようにしたい。そう思わない?
 長寿オリンピックではずっと世界一の座に居座っているのだから。

 でも、高齢者が増えることは喜びだとしても、高齢者ばかりの国に未来はない。
 敬老の日の今日想わなければならないことは、憂わなければならないことは「子供が増えない国になっていること」であり、本当に敬老ならば、敬老の日は「子供の日でなければならない」はずである。
 今日は、高齢者が安心できる社会へ子供が増えるためにはどうあればよいかを国民全体が考える日にし、それが実を結んでこそ、高齢者が浮かばれる社会:敬老になれるのではないだろうか。
 台風で足止めを食らったせっかくの今日、ご一考を。

追伸
 テレビを見て驚いた。20歳代を過ごした京都、よく遊んだ嵐山が水浸しになり、渡月橋が「橋の様」ではなく「石畳の様」になっていた。
 豪雨もさることながら、9月に入ってなお、蒸し暑い札幌や東北の山中を肌で感じていると、この国や わが地球がおかしなことになってやしないかと思ってしまう。
 室戸岬では深海魚が多量に浮き上がってきているとか。
 自然に感謝することを忘れてしまったヒトへのヒトの社会への警告なのだろうか。
 そんなことも子供が増えていかない理由になっているように思えて仕方がない。

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 秋田県の角館。歴史的保存建築物として武家屋敷が残る町であるが、その一角に隣接する上記2階建ての建物は、建設当時その「歴史」をあざ笑うかのような外観をもつ役所である。
 角館に限らず「自然」や「歴史」とともに共存する街づくりをしてきていたら、もっと違ったニッポンになっていたことだろう。
 遅ればせながら昭和40年代中頃からニッポンの町並みや里を垣間見てきただけに、ホント残念でならない。


コメント


一晩中、激しく雨が降り続けました。雨音で眠れない家の婆さんたちとずっとテレビを観てましたが、朝になり、近辺での避難勧告や指示が画面に出始めると皆ザワザワ…「えっ、宇治やて、此処どうもないか?」「息子んとこどうもないやろか、電話してみよかな」実に親は有りがたい!!和田さん、心配して下さってありがとうございました。その日の午後、敬老会がとり行われ、最高齢103歳の婆さんに表彰状を受け取って頂きました。ところが表彰状を読み上げている途中婆さんは急に手で顔を覆い「うわぁっ、もったいない!」と泣き出したのです。ところがところが私がまだまだ、先がありますから、と言うと「そうですか」ピタッと止まり、最後まで読み上げたとき再び「うわーっ、もったいない、感無量です」と、またまた顔を覆いました。場は大きな拍手と笑いの渦でした。103歳にしてこの演出力!!素敵だと思いませんか。そして婆さん曰く長生きの秘訣は「良く食べ」「良く動き」「良く笑うこと」夢は「富士登山」ステキでしょ103歳!!


投稿者: モーリ | 2013年09月18日 21:28

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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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