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和田行男の「婆さんとともに」 2013年02月

火災源「リコール製品」を誰も知らない国

 長崎市のグループホーム火災の原因が明らかになるにつけ、怖くなってきた。
 長崎の仲間から第一報を受け取ったときは「原因はタバコらしい」ということだったが、それが「電化製品の劣化」だということになり、結果は「リコール製品=メーカー不具合」ということになると、事業者である自分たちがやらねばならないことがいっぱいあるということで、どの事業でも、どの事業者でも、どこの事業所でも、どの家庭でも起こりうる火災だということになるからだ。

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(映像はテレビ番組より)



専門職人災

 病気になりたい人はいますか?
 どこでも皆さんに聞いているが、病気になりたい人に出会えていない。
 ところが「病気になりたいと思ったことのある人はいますか?」って問いかけると、「ないです」と言う人に交じって「あります」と答えてくれる人がいる。「どんな時でしたか」と突っ込むと「仕事を休みたかったとき。」と正直である。
 僕らは自分の事情によっては病気になりたいと思い、「ケ・病」という病気に自ら罹ることがあるが、本当の病気になりたいと願うことはないだろう。
 病気は自分が“願って成る”のではなく、自分の意志や気持ちに“反して罹る”のであり「不本意な状態」なのだ。



重い“癌言”と“火災”への想い

 大先輩が癌になった。
 そこで励ます会をやったのだが、何とも大笑いの会に。というのも癌を嘆くどころか、癌を笑い飛ばしているからである。
 第一線を退き、癌を患ってからのほうが、顔色も良くふくよかで「健康的」なのだから、人って面白い。
 後輩の僕が言うのも失礼だが、もともと頭が良く、誰に聞いても仕事は一流。考え方もやることも豪快な人である。
 癌のおかげで「俺は癌だから」という、人様をひれ伏させる「インロウ」をもったおかげで、先輩を第二戦に引き寄せようとする力を封じ込めることができ「わが・まま」に生きられている今を楽しんでいるかのようである。
 癌にはなっても癌患者にはなっていないのだ。



交流から交事へ

 2011年に結成した、災害時に応援し合う「災害支援法人ネットワーク・通称おせっかいネット」には、北海道から九州まで15法人が参加している。
 ただネットワークをつくっても、人のつながりがなければ絵に描いた餅になるし、気持ちの通わない形式的なものになりかねない。そこで年に2回顔を突き合わせ、学びや遊びといった「事」を共有している。結成してからそれを4回積み上げてきた。
 先日も愛媛県松山市で学習交流会を開催したが、その結果、随分と人と人の関係が深まったように感じた。事に交われば必然的に深まっていくことものである。

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ホンダのカセットボンベ方式発電機を2台購入し取扱の説明を受けている、おせっかいネットの仲間たち



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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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