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和田行男の「婆さんとともに」 2013年03月

奥深き「自助具」と「介護用品」

 自助具は介護用品とは違う。
 違うのに、画一的に「介護用品」として扱われていることには甚だ疑問である。
 自助具とは、あくまでも「自分が自分を助けるために使用するモノ」で、介護用品とは「介助する者が介助しやすいようにするモノ」ではないだろうか。

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豊肥本線三重町駅に着いた途端に感じた視線。その先に居たフレンドリーな“ヒト”たちに気をとられている間に、列車は出発。降り損ねてしまったのだ。ハハハ



デイde「生活支援」を!

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 通所介護:通称デイサービスがあちこちにある。
 このデイサービスで「生活支援」ができるようになると良いと考えている人はたくさんいるのではないか。



それぞれの「春」

 1年を通して最も苦手で嫌いな春がきた。
 雪が解け、花が咲き乱れ、新芽が吹き出す春が好きな人たちもたくさんいるだろうが、若い時から大の苦手「春」。
 痛いほどの「寒さ」や「暑さ」が得意な僕にとって、何とも言えない「もわー」っとした温度とその風の春は、活動性がぐーんと下がる。
 空もスカッとしていない春は、大好きな星も雲も「なんとなく」で、見ていて面白くもない。



ひとりde自分たちだけde街歩き

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 1999年、今から14年前、東京都で初のグループホームの施設長を任せてもらった時に、僕が描いた入居者の生きる姿は、入居者だけで町をぶらつく姿だった。
 認知症になって介護施設=専門職にかかわられると、常に監視下におかれ、ひとりで外出することが許されなくなる。
 逆の言い方をすれば、僕らは婆さんを監視下に置いてひとり外出を許さない状況にしてしまうが、それも命をあずかる身としては致し方のないこと。それも理解している。
 でも、そこに留まっていては「リハビリテーションの専門職:生きることを支援する専門職」としてだらしないし情けない。だからこそ「監視からの解放」に挑むのだ。



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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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著者:和田行男
定価:¥1,470(税込)
発行:中央法規
→ご注文はe-booksから
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