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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

「月刊ケアマネジャー」連載裏話:自分成長と自己評価~自分育ては自分磨き~

 3年前より始まった月刊ケアマネジャーでの連載。最初のタイトルが「10のケアマネジメント」、2年前は「会議の技術」。この1年は、「“自分育て”の学び術」というタイトルで、いかに自己成長をすればよいかを、さまざまな角度から書いてきました。
 そして、あっという間の最終回となりました(^_^;)。

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 最終回では、自己成長の「動機づけ」として、3つほどを挙げました。
 (1)「危機感・不安感」
 (2)「お金・ご褒美」
 (3)「めざす自分」


 くわしくは、本文を読んでいただきたいのですが、何か新しいことに取り組むには、モチベーションって大切ですよね。
 本当に「やる気」にならないと、年齢とともに機能が落ちる腰は上がらないですからねぇ。つまり「億劫」になる。「面倒」といってもいいですかね。

 何せ、大概の人は、20年~30年ほど仕事をやってくると、そこそこ「こなす」ことを覚えます。あえて新しいことをやるには、「メンタル・ブロック」がかかってしまうものなのです。
 さらに、「加齢に伴うあれやこれや」もあるのではないでしょうか。

 ちなみに、先週の土日は、秋田県県南介護支援専門員協会の研修&盛岡市の認知症サポーターズもりもり会の研修でした。いずれも「自分育ての学び術」の話をしたのですが…。

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 この加齢の話をすると、皆さん盛り上がりますね。40歳を過ぎるとテキメンに感じますもんね、記憶力の低下を。集中力も落ちますねぇ…(^_^;)。

 研修の感想に、「維持をするために学ぶということは、考えたこともありませんでした」と書かれている50歳のケアマネジャーの方がいました。
 そうなんですよ。成長するというより、「これ以上、機能低下させないために学ぶことが大切なんですよ」のフレーズは、皆さんのハートをわしづかみ(?)にしたようです。

 だから、学ぶとは、「古い考え方・知識」を塗り替えること、差し換えることなのですから、いわば「脳の新陳代謝」をしているようなものです。
 コテコテの古い知識や思い込みは、行ってみれば「老廃物」。老廃物が脳内にあると新しい知識も入らないし、何より腐って(?)しまって、他の脳細胞に悪影響を及ぼすことになりますからね…(>_<)。

 とまあ、そんな風に考えているわけですね、私は。
 ただし、私が推奨する学び方は、「専門書を読む」ことだけではありません。連載では、忙しい皆さんのために、最後に「自己評価の5つのノウハウ」も紹介しました。評価がなければ、学びの頑張りも成長の結果も、自分では判断できませんからね。

 (1)実感・体感で学ぶ
 (2)経験を自己評価軸とする
 (3)学びを数値化する
 (4)試験などを外部刺激として活用する
 (5)他己評価で孤独な頑張りを防ぐ

 本当に効果はあるのかって? 大丈夫、安心してください。これらは、私が自分に課して実証済みですので…!(^^)!。


 さてさて、ともかく今回でこの連載は最終回となりました。では、これで私が月刊ケアマネジャー誌から姿が消えるのかと、悲しむ方もいらっしゃるかもしれません。
 実は実は、原稿の最後に「See you again」と書いたところ、担当編集者のH氏が「See you soon again」と加筆してくれました。
 と、ということは…

 4月号、楽しみにお待ちくださいね。
 今度の新連載はかなり刺激的ですよ!(^^)!


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【研修会場・写メ日記】

秋田県県南介護支援専門員協会 研修会
「自分育ての学び術~話し方・聞き方~」
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もりおか認知症サポーターズもりもり会 発足記念研修会
「自分育ての学び術~話し方・聞き方~」
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※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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『ケアマネジャーの質問力』
著者:高室成幸
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発行:中央法規出版
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