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宗澤忠雄の「福祉の世界に夢うつつ」 2011年07月

歯止めがかからない児童虐待

 先週厚生労働省は、全国の児童相談所が対応した2010年度における児童虐待の件数が5万5,152件に上ったことを発表しました(ただし、東日本大震災のため、宮城県、福島県及び仙台市の件数は未集計)。前年度よりも1万件以上の増加であり、児童虐待対応件数の全国集計を始めた1990年以来はじめて5万件を超える事態となりました。1990年に虐待件数が1,101件だった当時、18歳未満の児童人口は2010年より約500万人多いですから、これらのデータを児童人口における虐待件数に置き換えて比較すれば、さらに大きな増加傾向がみてとれるはずです。

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全国児童相談所の児童虐待対応件数‐厚生労働省



割り切れなさから醤油アイス

 なでしこジャパンがやりましたね! 
 普段はスポーツの勝敗に一喜一憂しない質の私でさえ、女子W杯優勝の快挙には歓喜を覚えました。女子チームの耐え抜いて前進する姿は、日本人の伝統的な価値観と共振し、多くの人の心を揺さぶったことでしょう。
 日本の女性はすばらしいと称えた上で、次の数値が何を示しているかに思い当たる人は、どれほどいるでしょうか?



ツバメと放射能汚染

 今年のツバメの渡来は、毎年私が定点観察する埼玉県の某所において、例年より1週間ほど遅い4月14日でした。この遅れは、アオバヅクも同様のため(某所における渡来は例年5月5日前後が、今年は5月13日)、おそらく3月下旬から4月初めにかけて気温が低かったことによるものでしょう。しかし、私の日常生活圏では、渡来日以降、今年のツバメの個体数はあまり増えないまま今日に至っています。

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オスのツバメ(右)-尾羽が長いほどメスにもてる



「目に見えない」と人間は悩ましい

 今年の3月、福島原発の重大な事故に起因して、東京の上水道から放射線が検出された折、乳児を抱えるお母さんの多くは、ミルク用の「赤ちゃんの水」を手に入れる苦労に追われました。悲鳴を上げるように全国の親族に連絡を取り、宅配便で取り寄せる父母も多かったとうかがっています。
 現在は、福島県内で子育てを営む父母が、放射線の子どもへの影響に深刻な悩みを抱えています。

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埼玉大学のPCB保管施設



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プロフィール
宗澤忠雄
(むねさわ ただお)
大阪府生まれ。現在、埼玉大学教育学部にて教鞭をとる。さいたま市障害者施策推進協議会会長等を務め、埼玉県内の市町村障害者計画・障害福祉計画の策定・管理等に取り組む。著書に、『医療福祉相談ガイド』(中央法規)、『成人期障害者の虐待または不適切な行為に関する実態調査報告』(やどかり出版)等。青年時代にキリスト教会のオルガン演奏者をつとめたこともある音楽通。特技は、料理。趣味は、ピアノ、写真、登山、バードウォッチング。

【宗澤忠雄さんご執筆の書籍が刊行されました】
タイトル:『障害者虐待 その理解と防止のために』
編著者:宗澤忠雄
定価:¥3,150(税込)
発行:中央法規
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