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宗澤忠雄の「福祉の世界に夢うつつ」 2008年05月

保育所を利用して(3)

 保育所を利用しはじめてから、私が気づいたり実感させられたことが2つあります。1つは、子どもの成長と発達を体感したことです。もう1つは、郷里を離れて初めて「地域」を実感したことです。



保育所を利用して(2)

 保育所に通い始めた娘は、生後7か月。ちょうど母体からもらいうけた抗体が切れてしまう時期です。だから当分は、保育所でいろんな病気をもらってくるだろうと、親なりの予想と覚悟を踏んでいました。さまざまなウイルスや細菌に感染しながら、それらを跳ね返す免疫力を、自分の「生きる力」としてつけていくことの大切さを含めて理解していました。
 「われながら、子どもの理解に申し分のない親である」との自負心さえあったでしょう。
しかし、保育所に通い始めて2か月近く経った5月末のこと…



保育所を利用して(1)

 働きながらの子育てを支える社会資源として、保育所は大きな役割を果たしてきました。私も、娘を育てるさなかに利用した保育所の皆さんには、さまざまな意味でご支援いただいたことを実感しています。

 今から18年前のことです。当時保育所は措置制度の時代でしたから、まずは市役所へ利用申請書を提出に行きました。そのとき、市役所の職員から意外な言葉が出てきました。
 「0歳児ですか。すると今年は、使いたい保育所を選択できると思います。ご希望の保育所をしっかりと記入しておいてください。0才児の出生数が少ないためです」
 措置制度の時代でも、利用定員にゆとりがあれば選択の自由はありました。利用契約制でも、自己決定・自己選択の権利が保障されるというのは、社会資源に選択の幅とゆとりがあってこその話だと思います。



疲れを自覚できないあなたへ

 初回のブログにも書きましたが、生活支援の仕事には非定型な性格があり、時間で区切れない苦労がつきまといます。これは生活施設の職員に限られた苦労ではなく、児童相談所のワーカーにもみられるようになりました。
 それは、児童虐待にリアルタイムで対応するために敷かれた24時間体制によるものです。虐待は、ワーカーの勤務時間に合わせて発生するわけではありませんから、仕方がないといわれればそのとおりなのですが……。
 でもこの苦労は、夜間の虐待対応当番のワーカーにとどまりません。夕方に勤務を終えようとしているまさにそのとき、警察や病院から連絡が入って、緊急に子どもを保護しなければならないという事情が発生すれば、おいそれと帰宅するわけにはいかない運びとなるようです。



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プロフィール
宗澤忠雄
(むねさわ ただお)
大阪府生まれ。現在、埼玉大学教育学部にて教鞭をとる。さいたま市障害者施策推進協議会会長等を務め、埼玉県内の市町村障害者計画・障害福祉計画の策定・管理等に取り組む。著書に、『医療福祉相談ガイド』(中央法規)、『成人期障害者の虐待または不適切な行為に関する実態調査報告』(やどかり出版)等。青年時代にキリスト教会のオルガン演奏者をつとめたこともある音楽通。特技は、料理。趣味は、ピアノ、写真、登山、バードウォッチング。

【宗澤忠雄さんご執筆の書籍が刊行されました】
タイトル:『障害者虐待 その理解と防止のために』
編著者:宗澤忠雄
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発行:中央法規
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