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和田行男の「婆さんとともに」

2012ラストデイ

 皆さんにとって2012年はどんな年でしたか。
 愉快なこともあれば不愉快なこともあり、都合のいいこともありゃ悪いこともあったでしょう。
 大事件が起これば、それまでの良いこともその後の良いこともブっ飛んで「よくない年やったわ」ってことになってしまう。
 結局はプラスマイナス「どっちやったか」ってことなんでしょうかねぇ。
 僕にとって2012年…。

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☆ 僕も連れ合いもちびっこも、無事生きてこられた年だったこと。脳を含めた検査で「検査データは良くはないが努力のあとはある」と自己評価できる結果を出せたこと。ちびっこよりも“小僧”と形容するほうが似会うまで子どもたちが大きくなったこと。大きくしてもらったこと。
☆ 僕の仲間たち誰ひとり死ななかったこと。大病にならなかったこと。大けがを負わなかったこと。路頭に迷っていないこと。悲しみに打ちひしがれていないこと。借金まみれになっていないこと(なっておないはず)。
☆ 職員さんたちに結婚や出産とおめでたが多かったこと。俺に続いて「バツ」が増えたこと。俺に続く“できちゃった婚”に苦笑いすることが多かったこと。心配していた女性職員たちに彼氏ができて“いい顔している”こと。○○試験に受からないことを嘆かない連中の顔ぶれが変わらないこと。
☆ 大親友に待望の子どもができたこと。大親友の愛犬が他界する前に、大親友に“支援とは”を残してくれたこと。大親友との釣りで何とか結果を残せていること。大親友と朝まで遊んでそのまま仕事をする体力がまだあることを確認できたこと。
☆ 名古屋で立ち上げた株式会社波の女で事業所の開設ができたこと。たくさんの方の“応援想い”をいただけたこと。それをつぶさないで続けていられていること。そのために職員さんたちが尽力していること。運営をしてもらいたいと言ってくれるオーナーさんに出会うことができ25年度開設分公募に挑めたこと。公募に負けたこと。波の女で仕事をしたいと言って来てくれる職員さんが何人もいること。公募に負けて仕事場が増えないことになり「どうしようか」とありがたい苦悩になったこと。
☆ 仲間のもとに愛車グランドワゴニア(1989年式アメリカ)を「おせっかいプレゼント」できたこと。ちびっこたちが愛してやまない愛車ミニ・ジョンクーパーS(1999年式イギリス)が治療困難状態から生き返り戻ってきたこと。昨年新たな車屋の「おやじ&クルマ(1967年式ジャパン)&購入動機」に衝撃的に出会い、1年間のおやじの苦労でクルマは再生されたが、頼んだ僕にお金がなくなって、引き取れず待ってもらっていること。お金がないにもかかわらず、久方ぶりに指定場所一時不停止等で税金を余分に払ったこと。憶えていられない脳によって免許の更新年を何度も確認するようになったこと。
☆ NHKプロフェッショナルに出演させていただき、僕の仕事の中でのプロフェッショナルを意識させられたこと。またこれを機にたくさんの新しい出会いがあったこと。「和田さんを紹介するときにひとことで済むようになった」と言われるようになったこと。困っている人たちからの相談が増えたこと。その人たちに何とか応えられていること。応えようとする自分がいること。
☆ 人として良くは知らないが、やっていることにものすごく共感できていた同い年の勘三郎さんの死に「生」を改めて考えさせられたこと。なじみの芸能人・著名人がたくさん亡くなり時代の移り変わりを大きく感じたこと。足元に目をやれば身近にいた婆さん達も他界していなくなってきたこと。

 生きていれば「いいことも、いいことじゃないこともある」のが自然なことで、いいことばかりだと「いいこと」という価値感さえ生まれなかっただろう。
 いいことを際立たすのは「いいことじゃないこと」で、そう考えれば、「いいことじゃないこと」と「いいこと」は切っても切れない友である。
 でも、こうやって1年間を振り返ることなんてこれまでなかったなぁ。過去を振り返るような年代になったのかな、それとも終わりが近いのかな。いずれにしても「いいことじゃないこと」って意外に出て来ない。
 何にもなかったのか、それとも知らず知らずのうちに記憶から消し去ってるのか。「イヤなことを消し去る力が俺の生きる力」なんかもしれんわ。ハハハ
 この秋あまりにハード・スケジュールで、心身ともに疲れ過ぎたのか、30年ぶりに「気持ちが下がる」ということが起こり自虐的で残虐なメールを連れ合いに贈ったようである。申し訳ない。
 それでもかつてのように「何か」に逃避することはなくなった。僕も大人になれたのかなぁ。
 『「いいこと」も「いいことじゃないこと」も「ある年」』を願って新年を迎えようではないか。
 今年1年、生きてこられたことに感謝。ありがとう

追伸
 2012年1月~12月までコメントを下さった方は実数99名で、述べ人数165名、コメント数264でした。毎月10名以上20コメント以上を寄せていただいている事になります。
 ホントにありがとうございました。
 ブログを書かせていただいて7年になるそうですが、初めて「そういや、どれくらいの人がコメントをくださっているんやろ」というふとした思いから数えさせていただきましたが、本当にありがたい数字です。
 ひとりで30数回にもわたってコメントを下さっている方が複数名いらっしゃいましたが、「コメント欄」を活用してもらって、励まし合ったり議論し合ったりしてもらえれば嬉しいです。僕も楽しいですし、使えるものは何でも使わんとね。
 コメントを寄せてくださった皆さん、読んでくださっている皆さん、2012年本当にありがとうございました。
 いつ首を切られるかわかりませんが、それまでは必至で食らいついていきますので、引き続き2013年もよろしくお願い申し上げます。

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 子どもの頃のように、大晦日は銭湯に入って身を清め、真っさらの下着・衣類に身を包み、正月を迎えますかね(名古屋市現役銭湯)。

 それでは次回、新年1月7日(月)にお会いしましょう。
 よきお年をお迎えください。


コメント


去年、NHK「プロフェッショナル」で和田さんのプロフェッショナルに出会え、私は頭に脳が揺れるような衝撃を受けました。

じいさん婆さんが入院してしまったこと…1人は腎ウ腎炎…排泄ケアは的確だったかを振り返る。

和田さんのブログで、まだ見ぬ和田さんを筆頭にいろんな方から力をもらった。

一度は離れた介護職に戻れて嬉しかった。

今年もよろしくお願いします。


投稿者: わたる | 2013年01月05日 23:43

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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