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和田行男の「婆さんとともに」

プロフェッショナル

 NHK総合テレビに「プロフェッショナル」という番組がある。
 今、その取材を受けているのだが、その番組の中で出演者に必ず聞くのが「あなたにとってプロフェッショナルとは」で、僕もそれを聞かれた。
 でも、いくら考えても「プロフェッショナルとは」が明確に描けないのだ。

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 プロフェッショナルを辞書で引くと、本来の意味は「職業上の」ということのようだが、日本語としての「プロ」という言葉には、「ある分野について専門的知識・技術を有していること、あるいは専門家のこと」「そのことに対して厳しい姿勢で臨み、第三者がそれを認める行為を実行している人」とある。
 辞書を引く前から自分で描いていたとおりの解釈だったが、これならウン万人といるし、自分には当てはまらないと思えることもある。
 うーん。
 僕はNHKのディレクターから「プロフェッショナルとは、を聞きますから考えておいてくださいね」と伝えられ二日間にわたって考えたが、考えれば考えるほど「飯のタネ」くらいしか描けない。
 その理由は僕的には明瞭で「プロフェッショナル」という番組の中で「和田さんにとってプロフェッショナルとは」を聞かれているからだ。
 つまり僕にとって自分が、この番組で取り上げられるほどのプロフェッショナルかどうか確信がもててないということに他ならないからだ。
 この番組で和田行男という人物を取り上げるかどうかは、NHK側の考えることで、僕にとっては「知ったこっちゃない」と始末すればいい。
 でも「出演者はプロフェッショナルである」とされた番組の中で、事実のままを映像に撮られて放映されることは番組に出ることを受けた以上はしょうがないことだが、確信がもてない僕にとって「プロフェッショナルとは」は、おこがましくて語れやしない。
 ま、そうは言っても語らざるを得ないので、事務的に脳内処理をして語らせてもらったが、きっと自信のなさそうな顔をしてボソボソと語っていることだろう、何をしゃべったのかさえ記憶になく、どうにも答えれなかった。
 でも僕には「プロフェッショナルとは」に答えられなくても、法と法の精神にのっとって、婆さんを「この国の人が生きる姿から遠くへ追いやらない」ことにひたすら尽力し応えたい自負心はある。
 今週のブログが遅れた原因は、昨日がその撮影日だったからで、一日中「プロフェッショナルとは何か」で脳みそがぐるぐるしていたからだ。
 みんなにも、ぜひ聞かせてほしい
 あなたにとってプロフェッショナルとは?
 ぜひ、考えてみてほしい。


コメント


「愉しい事もしんどい事もすべて受け入れられて、その道が好きな人、その道に熱くなれる人」でしょうか。


投稿者: 山崎千寿子 | 2012年05月15日 20:23

和田さんらしい真実の言葉で何かとてもほのぼのとした、いい感じのメッセージです。介護の世界でプロであることを先生のように語る人はたくさんいますが和田さんのように仕事の中で真実をつかんだメッセージを発信している人は他にいないような気がします。放送を楽しみにしています。


投稿者: 藤本 裕(東京都介護福祉士会理事) | 2012年05月15日 21:31

和田さん!お久しぶりです。
とうとう出るんですね。
いつか出演してほしいと思ってました!
次は『情熱大陸』か『ソロモン流』ですね。
楽しみにしています。


投稿者: CHAN | 2012年05月16日 12:56

久しぶりに夫婦で語りました。
プロフェッショナルとは。

職人の旦那さまは
「お客様が満足するものを作る事。
ボランティアでもないので、自分にとっては、気に入らなくても、お客様が、笑えばいい。
自分が納得いくものを作るのは、自己満足で、趣味になってしまう。
仕事に納得してもらい、気持ちよく、お金を出してもらう事かな。」と。

寡黙なお客さんも時にはみえるそうで、
数少ない言葉の中から、この方がどんなものを望んでいるのか読み取るのも大変だとか。

私とは、まったく違う職業ですが、通ずるものがあり、考えさせていただきました。


投稿者: 3suns | 2012年05月17日 06:33

以前は小さな母体 今は大きな母体で働き ギャップに悪戦苦闘しつつ 働いてます。 そうなってみて沢山の困惑に悪戦苦闘の毎日。私自身は偉い人にはなれませんがでも 和田さんのブログに支えられてきました。介護は 10人いたら10通りの支援が存在します。 自身の根っこを持たないと 利用者さん本位にはなりたたない世界かな?って感じてます。 その根っこが揺らいだ時に助けて下さるのが 和田さんのポリシーを伺う事です。とはいいつつも 仕事の波に呑まれていくのは 否めませんが。 ありのままの和田先生でいてほしいです。ただ日々介護の世界で迷う私達に コメントを発信しつづけてくれたらうれしいです。


投稿者: マメ | 2012年05月17日 20:17

お金をいただいている、ということにつきると思います。
利益の追求という人もいて、それも立派なプロだと思う。
同じプロでも、自分が利益を得るために「提供すべきもの」への追求に執念を燃やし続けられるプロでありたいと思います。


投稿者: 夜勤ヘルパー | 2012年05月26日 13:28

プロフェッショナル観ました。

和田さんの涙、苦悩に比べ、
今の自分の悩みやもがきなんか、ちっぽけなものだと思いました。
考え続ける真のプロになる!


投稿者: tamago | 2012年06月25日 23:39

 NHKの番組を拝見して、本当に感激をしました。私は22年間警察官をして、その後転職してグループホームで働いています。
 職場でのいじめ、無視などばかりでしたが、自分の考え方、生き方を利用者さんにどのようにすればいいのかを葛藤しておりましたが、和田さんの番組を見て勇気をいただきました。本当にありがとうございます。


投稿者: まことです。 | 2012年06月28日 22:39

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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