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和田行男の「婆さんとともに」

愉快na仲間no爽快na催

 最近、僕の仲間たちが従来の研修会や講演会の枠にとらわれない取り組みを始め出した。これがまた愉しいのだ。

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 15日に日比谷野外小音楽堂で開催された催しは、紙芝居、弾き語り、バンド演奏などに混じって、僕ら(和田と主催法人代表の林田俊弘さん)の介護がらみのトークショーが組み込まれたもので、専門職だけでなく子どもから年寄りまでが参加して楽しめる内容になっていた。
 しかも、企画の発案から実行までのすべてを、林田くんのところのグループホームで働く若い職員たちが担い、職員の友人や家族(みんなプロ)が、チラシのデザインや音楽ミキサーなど専門部門を担っていた。まさに業界違いの専門職がその業界では素人の介護職たちを陰で支えている感じであった。
 楽しめる中で「介護」や「認知症」のことに少しでも多くの市民が関心を寄せてくれたらいい、介護職たちに元気が出ればいいと思ってのことのようだが、その熱意とパワーに脱帽である。そして何よりも本人たちが生き活きしていたのがいい。
 当日雨だったことが悔やまれるが、こうした催し(いわばお祭り)が各地に広まればいいなと思った。

 19日には奈良市を中心に介護関係者たちが設立した会が主催して、ライブハウスを借り切ってのトークショーが催された。
 僕は昨年に引き続きお招きいただいたが、80名も入れば満杯のライブハウスは著名なミュージシャンのポスターが並ぶほんまもん。ロックでライブな和田(ひとはそう言う)には「ばっちり」って感じで、そのステージに立てるだけで胸キュンである。
 昼間に「真面目な研修会」が行われ、夜の部として企画された。今年の相棒は宮崎和加子さん、昨年は林田くんだった。いずれも永年の友人で、何が起こるかわからんトークライブにはピッタリの相棒である。
 ライブハウスは音楽の出し物が必要ということで、今年はアカペラ・グループが30分あまりステキな歌声を聞かせてくれた。もちろんただのグループではなく、中心者はグループホームの経営者だった。(見た目はミュージシャンそのものやけどな)宮崎さんも得意の歌を披露。和田さんもちょっとだけ歌参加。
 開始前から缶ビール3本を一気に飲み、開始早々にブルーハーツの歌を歌いながら登場した(させられたとも言える)のだが、その時点でフラフラ。
 しかもこの日は、朝から珍しくボーっとする体調だったので堪えた。僕にしては珍しく打ち上げの一次会でダウン。ほとんど記憶がないありさまである。
 それにしても、奈良市の仲間たちはとにかく元気。いつも元気をもらう。会場には、若年性認知症を患っている本人をはじめ、家族会の人たちも多数参加していた。
 滋賀県や大阪からも来ていたが「こういう活きのいい催しをやりたい」と言っていた。

 会場が野外ステージやライブハウスだからいい!というのではない。枠に収まらないで「やりたいことをやる。やる仲間とやる」という意気込みがステキなのである。
 若者たちが発案したことを推し、そっと支えている先輩や経営者の構えがステキである。
 何よりも、企画し参加した連中の活きた顔を見るのはとっても愉快・爽快である。
 10月には山口県周南市の愉快な仲間によって、こちらも本格的なライブハウスでトークライブが開催される。わくわくするね。
 こんな愉快な全国各地の仲間たちと巡りあわせてくれた婆さんに心より感謝である。

 「こんなにおもしろくて熱い話が聞けたことは最高です。少しでも説得力のある設計ができるようにがんばります。」
 「今日は素敵なお話をありがとうございました。たくさんの言葉が胸を突き刺しました。和田さんのようなファンキーな男を目指します。」
 「日常の業務、多くの課題に奔走され、介護の本質を忘れていることに気づかせてもらえました。明日から本当の意味で人に向き合って挑んでいきたいと思います。」
 「とても楽しく、おもしろく、次から次へと出る話はあっというまに時間がたちました。限りなく素人に近く、人間として普通の感覚をいつまでも保てるよう(努力しないと)…ハッとしました。」
 「人間味のある講活姿に感動でした。あるがままに生きる!そこに少しでもたずさわれる仕事、ステキって思いました。」

 場所はどこであれ、酒を飲みながらであれ「獲得」できるもんである。たくさんの言葉、ありがとね。

追伸
 名古屋で932年ぶりの天然ショー「金環日食」見えました!!!
 やや薄暗くなって、影にほわっとした輪郭ができ陽炎のようになっていたのがメチャ印象的でした。


コメント


講演会、お疲れ様でした。
私も19日の奈良の講演会に参加させて頂きました。
以前にグループホームで管理者として働いていた頃に意思表示をする利用者に対して「誰?そんな我が儘言うの?」と上からおさえつけるような職員(年輩のおばちゃん達)たちに対して上手く伝える事が出来ずに頭打ちしていた時(1対7人で戦っていました)に、和田さんの講演会を何度か聴きに行ったことで元気と勇気を貰えた経験がありました。
今、大阪で認知症の進行により在宅では介護が難しく、施設入所は断られ続けている方等、行き場が無く困っておられる方を受け入れる事業所(小規模泊まり付きデイ)を昨年7月にオープンしたのですが…
職員達の中で、今までに自分たちが実践してきた介護とは違い、どんな状態になられていても「人」として否定せず受け止める事の難しさと、そうしなければいけないと思う気持ちは有るが想いが強いが故に出来ない時にイライラしてしまい、自分は向いていないと落ち込む状態で離職を考えている2人がいたので、奈良で講演会が有ると知って、すぐに申し込みをしました♪
残念ながら2部には参加出来なかったので、1部だけの短い時間で、もっともっとお話が聞きたい&2人にもっともっと和田さんパワーを貰って欲しいと思いました。
和田さん!是非、大阪でも又、講演会をお願いします!(^^)!
同行した2人は心なしか、利用者様と関わる時に一段と優しい眼差しをしている様に見えました(#^.^#)
有難うございました♪
追伸 1部講演会が終わった時に一番に喫煙されてましたね(笑)


投稿者: moto | 2012年05月21日 20:47

最近色々と行き詰まってしまっています。
7年前初めて、和田さんの話しを聞き私も目の前の利用者さんにありのままを受け止め利用者が主役の支援を他の職員と一緒に頑張って来たのですが、近隣の方へ迷惑をかけてしまったり、事業所での支援の影響で自宅での介護が大変になってしまったりと、事業所内だけでは解決出来ないこがあることに最近沢山気付き、つまずいてます。
日々頑張ってくれている職員や目の前の利用者さんに申し訳ない気持ちで一杯です。


投稿者: iku | 2012年05月21日 22:11

僕は15年前介護に転向する前は音楽業界でプロデュースの仕事をしていました。40年前日比谷野外音楽堂で「日本語のフォークとロックのコンサート」を主催する若者集団の一員として楽しく頑張っていました。
介護職として初めての経験はハワイ・マウイ島での介護者生活というとても癒される現場にいることができ本当に幸せな時間を過ごすことができました。
日本に帰り10年、様々な研修会に参加しましたが今一つ介護の楽しさ、厳しさなど心の中に訴えかける講師が少ないことに愕然としていました。僕の前職である音楽業界はいかに世の中の風を読み、そのにおいを歌にし世の中に訴えることができるかが勝負だったような気がします。
田さんの講義はものの見事イベントです!(もちろん勉強にもなります)今、僕もフレッシュな気持ちを持ち続けている方々と楽しいイベント・勉強会を定期的にできるような仕組み作りを考えています。これからも和田さんが素敵な発信続けていくをお祈りしています。


投稿者: 藤本(ユタジイ)裕 | 2012年05月22日 09:02

関係ない話ですみませんが。認知症の援助とは離れたディサービスで働き始めて 利用者さんの使用する化粧水を間違え 手にとれる場所にあるのにもかかわらず、 いつになったら覚えるのかと叱られました ディサービスは難しいです。 ホステスのような気持ちになることもしばしば。 でも障害をもった 方々のイライラに応えることも大切と 反省してます。 ディサービスの役割が何か考える毎日です。


投稿者: マメ | 2012年05月26日 20:59

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プロフィール
和田 行男
(わだ ゆきお)
高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は大起エンゼルヘルプでグループホーム・デイサービス・小規模多機能ホームなどを統括。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

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