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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

わかっちゃいるけど?やめられない  

 私たちには、周囲から指摘されて「あっ、そう見えていたんだ」と素直に受け入れることができる瞬間と「えっ、そんなことはない」とついつい否定したくなる瞬間があります。
 もちろん、その相手との人間関係が影響はしますが……。

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 人から指摘されることが好きな人がいます。
「私ってどう見えていますか?」「どんな風に見えますか?」
 これは、いっけん周囲からの見た目を気にする「気配り」のようでいて、実は相談した特定の相手からの「見え方や印象」を知りたいだけだったりします。
 また質問すると相手がどう反応するか、を評価していたり。
 
 では人から指摘をされるのを嫌がる人……。
 たいていは「私は、自分のことはわかっているから、つべこべ言われなくても大丈夫だから……」と内心で思い込んでいる人がいます。でも実際は自分のことはよく理解していないので、人から指摘されると、どんな内容であっても「気に入らない」という……(>_<)。
 人からの指摘……それが良い評価やほめ言葉なら気持ちいいでしょう。ところが、次のような声が返ってくると……。

「○○さんは、私の話の途中で話し始めて、最後まで話を聞いてくれない」
「一方的にまくしたてて、同意を強要するところがある」
「都合が悪いことは忘れたふりをする」
「結論ばかりを急がせるので、相談にならない」
 こういう利用者(家族)のクレームの声を見せつけられたら、どうでしょう?
 気の弱い経験の浅い専門職ならどん底に落ち込み、小心な人なら赤い顔をして怒りだして、あげくは利用者(家族)の責任をあげつらいはじめたり……。

 要するに「無意識に行動」をしている自分を周囲から指摘されることで「メンツ丸つぶれ」状態になるからなのでしょう。

「なくて七癖」といわれるように、人は誰でも癖があります。他人様から「貧乏ゆすりするんですね」「食事時にクチャクチャと音をさせるんですね」「鼻をほじるんですね」と、無意識な行動を指摘されると、恥ずかしいやら情けないやら。
「後回しが多すぎる」「いつもバタバタしている」「返事はいいけど、行動は遅い」「聞いたふりして忘れている」などなど……。
 このような容赦ない指摘が許されるのは?夫婦関係か相当に仲のいい友人関係、切っても切れないきょうだい関係くらいでしょう。でも大抵は大ゲンカになるパターンだったり。

 実は、このような問題?となるパターン化された行動は、指摘されるまでは、本人にとってはどうでもいいくらい当たり前で、実は本人にとって必要な行動(例:無意識下で行う自己防衛本能)だったりします。だからすぐに治らない。むしろ「私は〇〇なんです」と肯定してしまう(居直られてしまう)と厄介です。

 では、これを是正してもらうためには何が必要か?
 それは、本人に無意識なパターン化した行動を「意識化」してもらうこと。
仕事上で活用できる「意識化」、「気づき」の手法のひとつが、スーパービジョンです。
 
ムロさんの写メ日記

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静岡県介護福祉士会「プレゼン3つの技~話す、資料づくり、図解術」
昨年に続いて、今回はバージョンアップ編です。まずは簡単なワークショップです

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全員に「少子高齢化」の説明をしてもらいます

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新聞記事の内容を「図解」化してもらいます

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なかなかの仕上がりですね、この方は!


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次に、書きあがった図解をパワーポイントで作り上げます。〇や△、□などの図形から文字の入力、色づけまでします


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二人一組で取り組みます。30分もすれば、そこそこできるように

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なんと親子で参加した大久保功さん(パパ:46歳)と舞ちゃん(長女:21歳)です。いやはやビックリでした!(^^)!


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群馬県館林市「ケアマネの伝える力~話す力、書く力~」の会場です

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まずは隣の方と「自分らしさ」をプレゼンテーションです


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みなさん、とても熱心です


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終了後に、群馬県介護支援専門員協会からの謝辞がありました


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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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著者:高室成幸
定価:¥2,100(税込)
発行:中央法規出版
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