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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

進化するコミュニケーションの道具たち

 前回、伝える技術のことを書きました。伝えることはコミュニケーションの5つの行為の一つです。多くの人がコミュニケーション上手というと「お話上手」と思いがち。だから苦手意識を抱いているようですが、実は、それはアウトプットだけのこと。
 インプットだって大切なコミュニケーションです。つまり、聴くこと、見ること(文字なら読むこと)ですね。これ大切です。
 アウトプットといえば、「話すこと」、「書くこと」、そして「ボディ・アクション」、つまり身振りです。これだって、立派に言葉です。だって「ボディ・ランゲージ」と言いますからね。

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 さて、コミュニケーションをする際に、さまざまな機器類が役に立ってきましたが、ここ1~2年の飛躍的な進化には、本当に目をみはりますね。あきれるぐらいに進化しています。
 ちょっと振り返ってみましょう……

 たとえば電話です。この道具は、お互いの場所が離れていても話すことができる。いまでは携帯電話になり、歩きながら、食事をしながらでも会話ができます。私は八ヶ岳の標高1500mで携帯が鳴ったので、思わず「はい、たかむろです」といつもの調子で出てしまいましたからね(^_^;)。「いま、ちょっととりこみ中で……いえいえ、ただ、1500mを下山中なものなので、危ないんですよね、携帯で話していると」と返事をして相手を驚かせてしまいました。

 会話の録音も飛躍的です。かつてはテープレコーダー、その後のカセットテープが登場し、さらに最小化し、いまでは録音をデータで残すボイスレコーダーが当たり前に。コピーもUSBにするわけですから、超簡単です。

 さて映像系はどうでしょう。カメラはデジカメ、ビデオカメラはフィルムからSDカードになり、いずれも飛躍的に小さくなりました。だから持ち運びも簡単で、なおかつ低価格化も進んでいます。

 そして書くことです。この原稿も手書きでなく、キーボードをローマ字入力で打つわけです。私は筆圧が強くて、10~20代の悩みは1時間も書くと右手の中指の左わき腹あたり?のペンだこが痛くなるのがいつものことでした。いまではすっかり完治し、当時の面影さえなくなりました。

 取材ノートはいつも鞄の中にありますが、これにも変化の波が……。それはiPadを使い始めたことがきっかけでした。ある日、会議で某団体職員のMさんがiPadになにかを書き込んでいるではないですか。「これ便利ですよ」と紹介されたノートアプリは、手書きができ、なおかつ写真も取り込めるすぐれもの。PDFでも保存ができ、送信もできる!
 さらに筆圧がいらないので、手が疲れないのもGoodです。色も変わる、太さも自在、さらにマーカーまでついている。専用ペンが手元になくても、指で書けちゃうというのもありがたい。まさに夢のような文房具ですね、これは……(^_^;)。

「あればいいな」「あると便利だな」と、かゆいところに手が届くコミュニケーション道具たち……どんどんと私たちの目の前に登場してくるので、クラクラします。

 といっても、「手書き手帳」は過去最高の売り上げというのもうれしいこと。3.11の大震災以降、電気がないと使えない機器類への反省から、一方で手帳のようなアナログな道具が見直されています。
小生もスケジュールは、15年来使っている能率協会の手帳です。これでないと、正直、スケジュール管理はできないですね。

 そうそう、電話もスカイプを使ったテレビ電話?も普及しはじめています。某電機メーカーが「このテレビは電話もユーチューブも可能です」と盛んに宣伝しています。テレビが観るものから、情報伝達のコミュニケーションツールになるのも、すぐのことでしょう。

 デジタルな道具とアナログな道具……使い勝手だけでなく、目的に合わせて利用する時代ですね。

 みなさんは、アナログ派?デジタル派?それとも兼用派ですか?

ムロさんの写メ日記

【コミュニケーションツール】
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15年前から携帯電話を使いはじめ、スマホになるまで6台を買い替えたでしょうか?

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ボイスレコーダーは優れものですね。愛用のキーボード。ヨドバシカメラで2,980円でした。指が短い(^_^;)ので、このキーボードを探し当てました。いやぁ、打ちやすいですよ

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愛用のiPad。ノートアプリとしては私的に優れものと思っている「Noteshelf」。写真も取り込めて文字も自由自在です


【新潟県社会福祉トップセミナー】
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いつもより圧倒的に男性が多いですね。それも背広姿です、みなさん。

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「職員の人材育成には、本人の価値観に着目することが大切です」と、自分の価値観を知るワークショップです。

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一覧を前に、自分の価値観にチェックを入れていきます。


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この後、グループで発表です。するとおたがいの価値観の違いに驚きや歓声が……。認め合うことは尊重し合うこと。そのためには、まずは知ることから!


【ケアタウン主催:第12期講師養成講座】
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まずは発声練習で、声が出るように身体のコンディションを整えます

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ビデオで5分間講義を収録。黒板も使ってなかなかのもの。NHKの通信講座のような話し方が印象的でした

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緊張しながらも堂々としたもの。やはり2回目は違います


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皆さんの記念写真。九州の福岡県、佐賀県、岡山、長野、静岡と全国からの参加です

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

【高室成幸さんの最新刊】
『ケアマネジャーの質問力』
著者:高室成幸
定価:¥2,100(税込)
発行:中央法規出版
ご注文はe-booksから
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