第8回 人生の春夏秋冬をどう迎えどう送るか(2)
中国と台湾の手を結ぶ
しかし、現在の状況では、台湾の人が中国に行くことができません。台湾と中国とは関係が難しいからです。そこで昨年の秋、私は国際健診学会の会長として中国に行き、中国で行う国際学会の責任者を決めて、「どうか台湾のお医者さんをこの学会に呼んで下さい」とお願いしました。「オリンピックやWHOに国籍はありません。台湾、中国、日本やアジア、その他のすべての国々から参加者を集めて研究報告をしようではありませんか」と。
私は30年前に国際健診学会が誕生した地であるハワイのホノルルで予備会談をしようと考え、2007年5月にホノルルに行きました。1日半の会議をして翌年9月の国際学会の準備ができて、私は大いなる喜びを胸に帰国しました。
さて、ハワイでのスケジュールですが、着いた日から会議、その夜ワイキキのホテルに泊まり、それが済んだらすぐ帰国ですから、とうとうワイキキのビーチに出ることもできませんでした(笑)。ただ、ホテルでディナーをいただいた時に、踊りと音楽を楽しんだのはよい思い出でした。
上を向いて走る
先日私は、オリンピックのマラソン選手の有森裕子さんと対談をしました。彼女は股関節脱臼で生まれてきたのだそうです。だから運動ができないどころか、まっすぐ歩くことすら難しかったのです。しかし小学校の先生に「そのような状態でも、努力すれば、手術をしなくてもきっと歩けるようになるから」と励まされたのだそうです。
その言葉に刺激を受けて、彼女は運動を始めたのです。身長は1m68?p。オリンピックで2回、銀メダルと銅メダルを受賞しています。今は40歳を過ぎていますが、国連の人口問題の親善大使としてカンボジアを毎年訪れて、子供たちのためにボランティアの仕事をしています。
「今もまだ走っているんですか」と聞いてみると、「まだ走っていますよ。40歳を超えても、まだマラソンはできますからね」という答えが返ってきました。「苦しいでしょう」と話しますと、「それは苦しいです」と。
マラソンランナーは、下を向いて走ったらダメだそうです。前方空の一角を見て走らないと、チャレンジする気持ちが湧いてこない。走る時にはいつも、自分の身体からオーラが出るように、胸を張って走るので、ランナーはみんな姿勢がいいとのことでした。(続く)
その言葉に刺激を受けて、彼女は運動を始めたのです。身長は1m68?p。オリンピックで2回、銀メダルと銅メダルを受賞しています。今は40歳を過ぎていますが、国連の人口問題の親善大使としてカンボジアを毎年訪れて、子供たちのためにボランティアの仕事をしています。
「今もまだ走っているんですか」と聞いてみると、「まだ走っていますよ。40歳を超えても、まだマラソンはできますからね」という答えが返ってきました。「苦しいでしょう」と話しますと、「それは苦しいです」と。
マラソンランナーは、下を向いて走ったらダメだそうです。前方空の一角を見て走らないと、チャレンジする気持ちが湧いてこない。走る時にはいつも、自分の身体からオーラが出るように、胸を張って走るので、ランナーはみんな姿勢がいいとのことでした。(続く)
(2007年7月17日)
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