ページの先頭です。

ホーム >> 福祉専門職サポーターズ >> プロフェッショナルブログ
辻川泰史の「介護事業所運営のコツ、教えます」

小規模事業所の経費削減術

 現在でも行っている会社がありますが、社歌を社員全員で歌ったり、ラジオ体操を行ったり、社訓を唱和するなど、同じ文章を読む、同じ行動をすることで、社内に一体感が生まれます。しかし、若いスタッフが多かったり、協力的でないスタッフがいるために、社内で取り入れることが難しい場合もあります。
 そうしたとき、経費はかかりますが、動画を作成したり、アニメーションを作って視覚的に訴えていくことも効果的です。
tsuji2011122001.gif

続きを読む

 それでは、小規模事業所で削減できる経費にはどのようなものがあるのでしょうか。削減の提案も含めて説明します。

求人広告費の削減
 求人広告費の削減については、まずは離職率を下げることが必要です。そうはいっても、女性が多い業界なので産休や寿退社などでやむを得ない状況もあります。その場合には、求人広告を出すことが必要です。
 求人広告費は地域によっても異なりますが、1回につき数万円はかかります。年間100万円近くの広告費がかかっている事業所もあります。この経費を緩和するためには、以前お伝えしたホームページの活用です。
tsuji2011122002.gif

送迎コストを抑える
 10名定員のバンタイプの車両を導入している事業所は多くあります。しかし、実際に運転できるスタッフが限られてしまうことに加えて、運転者と介助者の2名が同乗するので、1回の送迎で利用者を8名しか乗せられません。そこで、5~7名定員の乗用車タイプ(介護車両)であれば、運転者1人が1回の送迎で5名の利用者の送迎が可能です。このクラスの車両であれば、運転できるスタッフも多くいます。

通信費の削減
 電話でなく、インターネットを活用した通話を活用しましょう。スカイプなどインターネット回線を利用したテレビ電話は、無料のものが多く、活用しやすいです。声だけでなく、顔を見て話ができる利点もあります。
tsuji2011122003.gif

 また、ファクスではなく、スキャナなどを用いてデータでやりとりすることで、紙代や通信費の削減になります。
 経費削減というと暗いイメージをもつ人も多くいることでしょう。削減という概念は必要ですが、経費削減でなく、業務改革として新しい事柄、時代にあった事柄の中で、自社に導入できるものを考えて導入することが大切です。


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

コメントを投稿する




ページトップへ
プロフィール
辻川 泰史
(つじかわ やすし)
1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/
2g66

メニュー
バックナンバー
その他のブログ

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books