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辻川泰史の「介護事業所運営のコツ、教えます」

介護報酬の改正に合わせて

 デイサービスは現在、4~6時間、6~8時間でサービスを行っている事業所が多いと思いますが、来年度の制度改正では5~7時間、7~9時間という区分けに変わるようです。

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 そうなると、現在4~6時間の中で4時間30分前後のサービス提供を行っている、もしくは6~8時間の中で6時間30分前後のサービス提供を行っている事業者は、実質1つ下の時間が算定基準になります。
 特に6~8算定の場合、9~16時で7時間のサービス提供すると、9時には事業所に着いてサービス提供がされる状態になっていることになります。帰りの送迎も16時以降に自宅に送ることになります。
 しかしそうなると、職員の勤務時間が9時間拘束の8時間勤務では成り立たなくなってしまいます。運営上は7~9時間で算定したいものです。どうすればよいのでしょうか。
 現状では報酬が確定されていないようなので方向性は決めにくいですが、対策を考えていく必要があります。
 採算は別として、送迎を外部に委託したり、2交替勤務にすることなどを検討する必要があるかもしれません。1時間延ばすことで利用者の負担だけが増えるようでは、事業者本位のサービスになってしまいます。利用者の自己負担も増え、1時間増えた分のサービスの構築も必要です。
 利用者が満足し、スタッフの負担が極力少なく、事業所が安定的に運営できるオペレーションプログラムの構築を今から想定しておくことが必要ですね。


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プロフィール
辻川 泰史
(つじかわ やすし)
1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/
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