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辻川泰史の「介護事業所運営のコツ、教えます」

介護業界の活性化

 最近、介護業界を活性化するという取り組みが多く見られています。多くの人たちが業界の発展のために行動を起こしていくのは、とても素晴らしく嬉しいことです。

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 『広辞苑』によると、活性化とは
「沈滞していた機能が活発に働くようになる事。また、そのようにすること。」
 とあります。すでに活性化している面もあると思いますが、措置時代には考えられなかったことかもしれません。介護保険制度が始まったことで成果を上げたことはたくさんありますが、その中で私自身が感じたことを3点挙げてみます。
(1)民間企業の参入によりサービスの幅が広がり、新たな概念が入った
(2)多くの人に注目される業界になった
(3)(私のように)現場出身で起業する人が増えた
 しかし、まだまだ不十分です。では、一体、どういうような状況が活性化するということなのでしょうか?
 介護職の職場環境と賃金の向上、学生が志す業界、正当な競争ができる業界構築、良質な介護サービスの提供など、数多くあると思います。やるべきことはたくさんあるのです。
 介護業界を活性化するためには多くの視点が大切ですが、なかでも特に2つの視点が重要です。
(1)介護職員(現場)視点
(2)経営者視点
 (1)の視点は(2)の視点も理解することが必要であり、(2)の視点は(1)の視点を重視することが必要だと感じます。相互の立場を理解していくことが大切なのです。(1)の視点だけだと、運営が厳しくなる可能性もあります。(2)の視点だけだと、現状からの向上はできなくなります。
 介護業界を活性化しようと思った時に、まず何から行動を起こすか? それは、各自の立場や個性を活かして行っていけばよいのでしょう。私が活性化のために必要だと感じているのは、次のようなことです。
(1)広い視野、視点、考え方を得てもらう機会をつくること
(2)利害関係なく、想いを共有できる同業界の人と接する機会をつくること
(3)想いだけの経営でなく、想いと経営のバランスを保った経営をしていく経営者、管理者に対して良質な情報を提供する場をつくること
 活性化して結果に結び付けていくことができるかどうかわかりませんが、何かの行動を起こすことが大切だと感じています。介護業界活性化フォーラム2010は、来る11月9日開催です。時間の都合が付く方はぜひご参加ください。
<参加者>
 猪瀬直樹副都知事、大津秀一医師(『死ぬときに後悔すること25』の著者)、袖山卓也さん(笑う介護士)、諏訪茂樹さん(東京女子医科大学准教授)、野原すみれさん(がんばらない介護)、白鳥淳さん(セントケア神奈川社長)、田中義行さん(理学療法士)、えりのあさん(介護福祉士・ミュージシャン)、寺田真理子さん(パーソンセンタードケア講師)


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プロフィール
辻川 泰史
(つじかわ やすし)
1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/
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