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辻川泰史の「介護事業所運営のコツ、教えます」

職員のモチベーションアップの秘訣

 介護業界では、利用者満足=CS(Customer Satisfaction:顧客満足)に関して積極的に行っている法人が多くあります。皆さんの施設や事業所でも、介護技術の講習会や制度知識の勉強会などに、積極的に力を入れていることでしょう。
 しかし、職員満足=ES(employee Satisfaction:従業員満足)に関してはあまり積極的ではない場合がありませんか?
 確かに職員を対象とした社内旅行や忘年会は行っているでしょう。しかしそれだけでは足りない、または実際に職員から求めらていないことがありませんか?
 自分の現在と将来に不安が強ければ、現在の仕事の目標や目的の軸がぶれてしまい、自信を失うことがあります。法人としても、職員が何を求め、何を目指しているのかを知ることが必要です。

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 そこで一つの方法として、事業所のコンセプトをビジュアルで表現するムービー(ピクチャー)の活用が有効です。映像で見ることで、自己の目標や業務の確認になります。当社では若手スタッフを中心に、個別のオリジナルムービーを製作しました。


tsuji100427.gif
弊社のホームページ(http://www.hl-tokyo.com/staff/)でID「life」パスワード「happy」を入力してください。
 ムービーに関しては、単に作れば良いというものではありません。業者に頼めばそれなりにクオリティの高い作品になりますが、それでは費用を投じる意味が薄くなってしまいます。
 そこで弊社では、スタッフ自身に構成、写真(ピクチャー)選定、順序、文言を決めてもらいます。文言を書き出すことによって、自己を振り返り見つめなおす機会になったり、自信をもつことにつながります。
 「製作時間をとりにくい」という問題はあるかもしれませんが、行う目的をしっかりと説明し、協力を要請すれば、多くのスタッフが協力してくれるでしょう。ムービー製作が容易にできるソフトも販売されており、少しのスキルさえあれば誰でも制作できます。文字で伝えるだけでなく、ビジュアルで表わすことで、職員の意識が変わります。

追伸
下記ユーチューブでは理学療法士の田中義行さんとの対談もご覧になれます。
http://www.youtube.com/user/2g66


コメント


 スタッフのブログ、良いですね~
 ですが、組織の中で発表するブログと個人で発表するブログではどちらが自由に発言しているでしょうか?
 いくら会社がPRしても上からの命令、みんながやっているから・・・など右へ習えと言うのが人間です。

 自由に発言しても良いと言っても所詮会社のPRビデオです。
職員からの意思で、仕方なく行っているビデオなら理解は出来ます。

 最近は、ソーシャルネットワークなどで匿名の職員が会社法人や施設を批判している人が多く居ますが、所詮は自由に発言できない組織だからと思います。

 職員が個々に施設や今やっている介護の方針を他の場で自信を持って発表できたら、どんなに給与が安かったり、休みがなかったりしても、この職場を守ろうと言う結束力は高くなると思います。

 逆に経営者は、社員が何をしたいのか?今、仕事に満足なのか?社員のやりたい介護と会社の介護方針を重ねて、ずれていたら他の道を示してあげるのも会社の為にと思います。


投稿者: ○○○ | 2010年04月29日 09:20

○○○さんのコメントへのコメントです。
 スタッフのブログ、良いですね~。ですが、組織の中で発表するブログと個人で発表するブログではどちらが自由に発言しているでしょうか?
→自由に発言して良い事と発言すべきでない事があると感じています。組織で行うブログではある程度の方向性を示した上で活用すべきだと思います。例えば個人情報の事、本人が軽い表現で書いた文言が他者に対して嫌悪感を感じさせてしまう内容であっては良くないと感じます。

 いくら会社がPRしても上からの命令、みんながやっているから・・・など右へ習えと言うのが人間です。
→そういった面も最初はあるかもしれません?ただ、会社のPRと感じると負担になる?それは会社の方向性、何故、行っているかが?共有出来ていないからかもしれません。その溝を埋める努力は心がけていきたいですね。

 最近は、ソーシャルネットワークなどで匿名の職員が会社法人や施設を批判している人が多く居ますが、所詮は自由に発言できない組織だからと思います。
→仰るとおりだと感じます。そういった面もあるますよね。ただ、何でも言うという事が解決できる事ではないと思います。自己で消化すべき事も必要ですよね。言ってしまった為、書いてしまった為により批判的な気持ちが大きくなる時もあると思います。法人=スタッフの意識、方向性の共有が大切ですよね。

 職員が個々に施設や今やっている介護の方針を他の場で自信を持って発表できたら、どんなに給与が安かったり、休みがなかったりしても、この職場を守ろうと言う結束力は高くなると思います。
→そうですね。人の心はお金では動かない人が多いですよね。自信を持って発表できる!凄く良い言葉ですね。自信を持つ事=それは自分で行った結果、他者から得られる評価によって生じる事もありますし、自分の中で努力した結果得られる事だとも思います。特に介護職は他者からの評価が無く認められないという事で悩んでいる方も多くいると感じます。その自信を持っての発表はどのようにしていけばいいか?それを考えていく事も大切だと感じました。


投稿者: 辻川泰史 | 2010年05月06日 10:43

これで上がれば楽ですね。


投稿者: Anonymous | 2010年05月10日 14:01

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
辻川 泰史
(つじかわ やすし)
1978年東京都生まれ。98年、日本福祉教育専門学校卒業。老人ホーム、在宅介護会社勤務を経 て2002年、(有)はっぴーライフを設立(05年に株式会社化)。08年、(株)エイチエルを設立。現在、コンサルティ ング、講演、セミナーなどでも活躍中。
著書に『福祉の仕事を人生に活かす!』(中央法規、2009年)がある。
はっぴーライフHP
http://www.hl-tokyo.com/
対談ムービー http://www.youtube.com/user/
2g66

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