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南雲明彦の「発達障害と生きるということ ~当事者からのメッセージ~」 2010年05月

カウンセラーの存在意義

 前回の続きです。
 言葉というのは、簡単に受け流してはいけないものだと思います。その人の人生さえも左右する言葉が確かに存在するからです。

 私はどうしようもなく荒れていた頃に、女性カウンセラーから言われた「2、3年経てば、笑える日がきっと来る」という言葉を信じて、日々を重ねてきました。



ある女性カウンセラーとの出会い

 前回の続きです。
 結局、アルバイト生活はうまくいかず、今度は荒れた日々を送ることになりました。週の半分は引きこもり、半分は知らない土地を渡り歩くヤドカリ生活。まだ10代でしたが。アルコール漬けの毎日でした。良くないことだということを承知の上で、お伝えしています。当時は現実から逃げることしか、思いつかなかったんですよね。なんとも、情けない話です。
 よく「南雲さんだから、立ち直ることができた。自分の子どもは違う」などと言われます。ですが、私も散々、逃げ回ってきたのです。そして、自分の力だけでは、その状況を打破することはできませんでした。



アルバイトでの葛藤

 18歳の時に3校目の東京の通信制サポート校に通いながら、アルバイトをしていた事があります。その頃は、人と視線を合わせることができず、話すのも苦手でした。そんな中、少しでも社会との接点をもとうと、印刷工場でのアルバイトを始めました。



心の超回復

 これまでの内容は、全体を通すと発達障害をもつ者が直面する「厳しい現実」を読者のみなさんに突きつけてきたと思います。しかし、今回は、このあたりで一度、クールダウンの時間にしたいと思います。



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プロフィール
南雲 明彦
(なぐも あきひこ)
アットマーク明蓬館高校
共育コーディネーター
1984年生まれ。21歳の時に自身が発達障害の一つである「ディスレクシア(読み書き困難)」であることを知る。その後、「ディスレクシア」の存在が世の中に知られていないことから、啓発、支援活動に尽力中。
著書に『僕は、字が読めない。~読字障害(ディスレクシア)と戦いつづけた南雲明彦の24年~』(小菅宏著/集英社)、『私たち、発達障害と生きてます~出会い、そして再生へ~』(共著/ぶどう社)がある。
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