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梶川義人の「虐待相談の現場から」 2013年10月

私、失敗しないので

 最近、2歳の長男を暴行し死亡させたとして、父親が、傷害致死容疑で逮捕されたことが報道されました。父親は、以前にも長男への傷害容疑で逮捕(不起訴)されており、長男は昨年から乳児院に入所していました。その後、児童相談所の判断で、今年6月から自宅への長期外泊が認められ、7月に正式に家庭復帰して約2週間後に事件は起こりました。どうして防げなかったのか、とても悔やまれる事件です。



終結事例検討のススメ

 先日、特養の管理職の方から、こんなお話を伺いました。「利用者家族からたびたび苦情があり、入院を期に退所した事例があったが、改めて検討しておく必要があると思い、デス・カンファレンスのようなものを開いたところ、時間にして30分程度だったが、とても学ぶことが多かった」というのです。



やられていなくても倍返し!?

 「半沢直樹」、言わずと知れた「倍返し」や「土下座」で話題のTVドラマです。相当な高視聴率なので、「鬱憤を晴らしたい人が沢山いるのかな」と思っていたところ、店員にクレームをつけて土下座をさせた女性が、強要罪の疑いで逮捕されたことが報道されました。女性は介護職員だというので、仕事で溜まった鬱憤を晴らすなど、代償行為としての土下座の強要なのではないか、と関心を持ちました。



人を育てる

 先日、病院の職員を対象に人権研修を行ってきました。そなかで、虐待者の多くは無自覚であるとお話しをしたところ、「無自覚な職員にどうやって気づかせればよいのだろうか」というご質問を頂きました。このブログでもご紹介してきたようなことを、かいつまんでお答えしましたが、「人を育てる」ことについて改めて考えるよい機会になりました。



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プロフィール
梶川義人
(かじかわ よしと)
(仮称)日本虐待防止研究・研修センター開設準備室長、淑徳短期大学兼任講師。
対応困難事例、家族問題担当ソーシャルワーカーとして約20年間、特別養護老人ホームの業務アドバイザーを約10年間務める。2000年から日本高齢者虐待防止センターの活動に参加し、高齢者虐待に関する研究、実践、教育に取り組む。自治体の高齢者虐待防止に関する委員会委員や対応チームのスーパーバイザーを歴任。
著書に、『高齢者虐待防止トレーニングブック-発見・援助から予防まで』(共著、中央法規出版)、『介護サービスの基礎知識』(共著、自由国民社)、『障害者虐待』(共著、中央法規出版)などがある。
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