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梶川義人の「虐待相談の現場から」 2013年11月

人権擁護・ハイ

 先日、公益財団法人人権教育啓発推進センター様からのご依頼により、人権啓発指導者研修で高齢者虐待についてお話をさせて頂きました。そのため、私の灰色の脳細胞が刺激されたのだと思いますが、帰りの飛行機のなかで、人権教育や人権啓発について、あれこれ思いを巡らしました。



私のなかの天使と悪魔

 対人援助職がクライエントに見せる顔と、家族にみせる顔には違いがあるのでしょうか。そして、違うとしたら、それらをどう切り替えているのでしょうか。私の場合は、「外面ばかり良いのだから」と、よく家族のひんしゅくを買っていますから、全く異なる顔をしているようです。



職業的共依存

 「私たちは、どこまで無理をして頑張れば良いのだろう」と疑問を持つ一方、「もし、私たちが手を引いてしまったら、Aさんは一体どうなってしまうのだろう」と心配になり、引くに引けない状態が続く。ところが、いずれまた「どこまで無理をして…」という疑問が頭を持ち上げる。対人援助職は時々、虐待の事例に限らず、こうした悩ましい状況に陥ります。



公益事業の「公益」はいずれ不適切な表示になる?

 全国のホテルやレストランなどで、不適切な食材表示が続発しています。連日のように報道されていて、呆れ返るばかりですが、「不当景品類及び不当表示防止法(昭和37年5月15日法律第134号)」という法律があるくらいですから、表示に関しては、以前からもあれこれ問題があったのでしょう。しかし、私は、これらのニュースを聞くたびに、「クリームスキミング」という言葉が頭に浮かびます。



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プロフィール
梶川義人
(かじかわ よしと)
(仮称)日本虐待防止研究・研修センター開設準備室長、淑徳短期大学兼任講師。
対応困難事例、家族問題担当ソーシャルワーカーとして約20年間、特別養護老人ホームの業務アドバイザーを約10年間務める。2000年から日本高齢者虐待防止センターの活動に参加し、高齢者虐待に関する研究、実践、教育に取り組む。自治体の高齢者虐待防止に関する委員会委員や対応チームのスーパーバイザーを歴任。
著書に、『高齢者虐待防止トレーニングブック-発見・援助から予防まで』(共著、中央法規出版)、『介護サービスの基礎知識』(共著、自由国民社)、『障害者虐待』(共著、中央法規出版)などがある。
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