第20回社会福祉士国家試験 問題正答番号
【専門科目】介護概論・10問
・合否の判定や設問内容についてのお問い合わせには応じかねますのでご了承願います。
|社会福祉原論(10問)|社会保障論(10問)|公的扶助論(10問)|地域福祉論(10問)|心理学(10問)|社会学(10問)|法学(10問)|医学一般(10問)|老人福祉論(10問)|障害者福祉論(10問)|児童福祉論(10問)|社会福祉援助技術(12問)|社会福祉援助技術(事例)(18問)|
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問題141
片麻痺者の介護法に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 歩行介助は,利用者の患側前方に位置すると安全を守りやすい。
2 右片麻痺者が前開き上着を着用する場合,右腕を保護しながら先に左腕を袖に通す。
3 右片麻痺者がベッド上で臥(が)床して食事をする場合,利用者の左側から介助する。
4 左片麻痺者が車いすに移乗する場合,利用者の左側に車いすを置く。
5 麻痺がある利用者の入浴介助では,本人の負担をなくし介助者が洗う。
【問題141の解答】3
1 歩行介助は,利用者の患側前方に位置すると安全を守りやすい。
2 右片麻痺者が前開き上着を着用する場合,右腕を保護しながら先に左腕を袖に通す。
3 右片麻痺者がベッド上で臥(が)床して食事をする場合,利用者の左側から介助する。
4 左片麻痺者が車いすに移乗する場合,利用者の左側に車いすを置く。
5 麻痺がある利用者の入浴介助では,本人の負担をなくし介助者が洗う。
【問題141の解答】3
問題142
認知症に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 脳血管性認知症の特徴として「まだら痴呆」がある。
B 見当識障害の概念には徘徊(はいかい)や不潔行為が含まれる。
C 記銘障害により,食事が済んですぐに「食事はまだか」と聞くことがある。
D 介護の基本は,日常生活行動を個々の状態に合わせて,尊厳が保たれるよう援助することである。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ × ×
5 × × ○ ○
【問題142の解答】2
A 脳血管性認知症の特徴として「まだら痴呆」がある。
B 見当識障害の概念には徘徊(はいかい)や不潔行為が含まれる。
C 記銘障害により,食事が済んですぐに「食事はまだか」と聞くことがある。
D 介護の基本は,日常生活行動を個々の状態に合わせて,尊厳が保たれるよう援助することである。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ × ×
5 × × ○ ○
【問題142の解答】2
問題143
居住環境に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 冬の期間は居室の温度を保つために,午前,午後の2回程度の換気が望ましい。
2 居室の湿度は50〜60%が望ましい。
3 視覚に障害がある高齢者には光が刺激になるので,できるだけ照度を下げておくことが望ましい。
4 高齢者の住宅では室内温度と外気温との差を10℃以内にすることが望ましい。
5 高齢者の住宅の居室・ドアなどの色彩は落ち着いた同系色で統一するのが望ましい。
【問題143の解答】2
1 冬の期間は居室の温度を保つために,午前,午後の2回程度の換気が望ましい。
2 居室の湿度は50〜60%が望ましい。
3 視覚に障害がある高齢者には光が刺激になるので,できるだけ照度を下げておくことが望ましい。
4 高齢者の住宅では室内温度と外気温との差を10℃以内にすることが望ましい。
5 高齢者の住宅の居室・ドアなどの色彩は落ち着いた同系色で統一するのが望ましい。
【問題143の解答】2
問題144
次の語句の組み合わせのうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 人工透析―腎(じん)臓機能障害―難聴
2 ペースメーカー―心臓機能障害―不整脈
3 オージオメーター―視覚障害―視野狭窄(さく)
4 パルスオキシメーター―呼吸機能障害―顔面紅潮
5 消化管ストマ―膀胱(ぼうこう)機能障害―頻尿
【問題144の解答】2
1 人工透析―腎(じん)臓機能障害―難聴
2 ペースメーカー―心臓機能障害―不整脈
3 オージオメーター―視覚障害―視野狭窄(さく)
4 パルスオキシメーター―呼吸機能障害―顔面紅潮
5 消化管ストマ―膀胱(ぼうこう)機能障害―頻尿
【問題144の解答】2
問題145
障害者の支援に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 込み合ったバスや電車で難聴者の支援をする場合,大きな声で頻回に声を掛け安全を守る。
B 視覚障害者の食事場面ではクロックポジションを用いるのが有効である。
C 心臓機能障害者にチアノーゼの症状が出た場合,発熱の前兆なので検温する。
D 腎臓機能障害者に減塩食の指示が出ている場合,調味料を工夫して味付けをする。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ×
5 × ○ × ○
【問題145の解答】5
A 込み合ったバスや電車で難聴者の支援をする場合,大きな声で頻回に声を掛け安全を守る。
B 視覚障害者の食事場面ではクロックポジションを用いるのが有効である。
C 心臓機能障害者にチアノーゼの症状が出た場合,発熱の前兆なので検温する。
D 腎臓機能障害者に減塩食の指示が出ている場合,調味料を工夫して味付けをする。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ×
5 × ○ × ○
【問題145の解答】5
問題146
居宅における介護計画に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 訪問介護計画は,居宅サービス計画が作成されている場合には,その後に作成する。
B 居宅サービス計画と訪問介護計画の役割は異なるが,その方向性は同じである。
C 訪問介護計画は,利用者の日常生活全般の状況及び希望を踏まえて作成しなければならない。
D 訪問介護計画は,介護を受ける本人や家族の意向を基に介護支援専門員が立案するように義務づけられている。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ × ×
5 × × ○ ○
【問題146の解答】1
A 訪問介護計画は,居宅サービス計画が作成されている場合には,その後に作成する。
B 居宅サービス計画と訪問介護計画の役割は異なるが,その方向性は同じである。
C 訪問介護計画は,利用者の日常生活全般の状況及び希望を踏まえて作成しなければならない。
D 訪問介護計画は,介護を受ける本人や家族の意向を基に介護支援専門員が立案するように義務づけられている。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ × ×
5 × × ○ ○
【問題146の解答】1
問題147
福祉用具に関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。
1 「福祉用具法」で定められている福祉用具とは,心身の機能が低下し日常生活を営むのに支障のある老人や心身障害者の日常生活上の便宜を図るための用具及び機能訓練のための用具並びに補装具である。
2 障害者自立支援法に規定する補装具の処方及び適合判定は,必要に応じ,身体障害者更生相談所が行う。
3 社会福祉士は,介護保険法にいう福祉用具専門相談員として認められている。
4 介護保険法では,排泄(せつ)に使用する用具は特定福祉用具として貸与の対象品目となっている。
5 介護保険法の居宅介護福祉用具購入費は,厚生労働省令で定めるところにより,市町村が必要と認める場合に限り支給される。
(注)「福祉用具法」とは,「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」のことである。
【問題147の解答】4
1 「福祉用具法」で定められている福祉用具とは,心身の機能が低下し日常生活を営むのに支障のある老人や心身障害者の日常生活上の便宜を図るための用具及び機能訓練のための用具並びに補装具である。
2 障害者自立支援法に規定する補装具の処方及び適合判定は,必要に応じ,身体障害者更生相談所が行う。
3 社会福祉士は,介護保険法にいう福祉用具専門相談員として認められている。
4 介護保険法では,排泄(せつ)に使用する用具は特定福祉用具として貸与の対象品目となっている。
5 介護保険法の居宅介護福祉用具購入費は,厚生労働省令で定めるところにより,市町村が必要と認める場合に限り支給される。
(注)「福祉用具法」とは,「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」のことである。
【問題147の解答】4
問題148
高齢者や障害者とのコミュニケーションに関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 感覚性失語とは言葉の意味は理解できるが,発語が適切にできない状態である。
B 高齢者は一般的に高音域の声で話した方が聞き取りやすい。
C 認知症の人との会話では,話し手の世界を壊さないように配慮する。
D 聴覚障害者に話しかける時は,お互いの顔がよく見えるような状態で話し始める。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 × ○ × ×
4 × × ○ ○
5 × × × ○
【問題148の解答】4
A 感覚性失語とは言葉の意味は理解できるが,発語が適切にできない状態である。
B 高齢者は一般的に高音域の声で話した方が聞き取りやすい。
C 認知症の人との会話では,話し手の世界を壊さないように配慮する。
D 聴覚障害者に話しかける時は,お互いの顔がよく見えるような状態で話し始める。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 × ○ × ×
4 × × ○ ○
5 × × × ○
【問題148の解答】4
問題149
次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
A 発赤を発見したときは30分程度除圧をし,発赤が消えない場合は発赤部を軽くマッサージをして緊急に対応する。
B 側臥位の長期臥床では踵(かかと)に褥瘡が出来やすい。
C 車いす座位で足部に浮腫(しゅ)が出現した場合,足部を膝(ひざ)の高さぐらいに上げて変化を観察する。
D 車いすで長時間座位をとる場合は20〜30分ごとに除圧する。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ ○ ×
5 × × ○ ○
【問題149の解答】5
A 発赤を発見したときは30分程度除圧をし,発赤が消えない場合は発赤部を軽くマッサージをして緊急に対応する。
B 側臥位の長期臥床では踵(かかと)に褥瘡が出来やすい。
C 車いす座位で足部に浮腫(しゅ)が出現した場合,足部を膝(ひざ)の高さぐらいに上げて変化を観察する。
D 車いすで長時間座位をとる場合は20〜30分ごとに除圧する。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ○
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ ○ ×
5 × × ○ ○
【問題149の解答】5
問題150
認知症に関する次の記述のうち,誤っているものを一つ選びなさい。
1 アルツハイマー型認知症の人は,記憶障害の程度にかかわらず過去の生活歴を忘れるが,段取りを決めることはできる。
2 認知症の人に情報を伝えるときは,単純な内容にして一つずつ伝える。
3 パーソンセンタードケアの理念は,認知症になってもその人らしくいきいきと生活できるように個別のケアをすることである。
4 認知症の人は,判断力の低下のために異食や転倒などによる自己の生命の危険を自覚しにくい。
5 認知症の人には,説得するよりも本人に納得がいくよう援助する。
【問題150の解答】1
1 アルツハイマー型認知症の人は,記憶障害の程度にかかわらず過去の生活歴を忘れるが,段取りを決めることはできる。
2 認知症の人に情報を伝えるときは,単純な内容にして一つずつ伝える。
3 パーソンセンタードケアの理念は,認知症になってもその人らしくいきいきと生活できるように個別のケアをすることである。
4 認知症の人は,判断力の低下のために異食や転倒などによる自己の生命の危険を自覚しにくい。
5 認知症の人には,説得するよりも本人に納得がいくよう援助する。
【問題150の解答】1