ページの先頭です。

ホーム >> 福祉専門職サポーターズ >> 毎日更新 福祉マイスターへの道
福祉マイスターへの道 毎日更新

認知症とくすり(3)

【Q】
 BPSDといわれる症状は、介護の現場では大変です。介護の人手も少ないので、つい薬に頼りたくなるのですが...

続きを読む

【A】

  確かに、BPSDの症状は多彩で、妄想、幻覚、誤認などの精神症状や、暴力、徘徊、不穏などの行動障害は、対処が現場では難しいときがありますね。
 でも薬に頼る前に、BPSDを十分に理解することが大切です。BPSDは、不適切な介護・対応で現れやすいこと、現れる時期はそんなに長くなく一時的なことが多いこと、認知症の中期以降に問題となる行動障害や精神症状が出現しやすいこと、個人個人により現れる症状が異なることなどに留意してください。
 また、適切な介護で早期に劇的に消失することをよく経験します。
 十分な介護、対応でも不都合なBPSDの症状があり、介護するのに大変な苦労をするときのみ、最後の手段として薬物療法を考え、医療機関に相談します。

出典:日本精神科病院協会高齢者対策介護保険委員会編『老人性痴呆疾患の治療・介護マニュアル―痴呆とその随伴症状への対応』65p、ワールドプランニング、2004.7


ページトップへ
文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books