今日の一問一答
2025.04.22公開
社会福祉の原理と政策
問1
ベヴァリッジ(Beveridge, W.)は,欠乏・疾病・無知・不潔・無為の「五つの巨悪(巨人)」を克服するために,包括的な社会保障制度の整備を主張した。
答え
正解
ベヴァリッジは,『社会保険および関連するサービス』と題した報告書(ベヴァリッジ報告,1942年)において,貧困に関する五つの原因を解決するため,社会保険を中心に公的扶助と任意保険で補うという社会保障制度により,社会福祉国家の確立の必要性を説いた。
不正解正しい答えは「 ○ 」
ベヴァリッジは,『社会保険および関連するサービス』と題した報告書(ベヴァリッジ報告,1942年)において,貧困に関する五つの原因を解決するため,社会保険を中心に公的扶助と任意保険で補うという社会保障制度により,社会福祉国家の確立の必要性を説いた。
回答が未選択です。
問2
新救貧法(イギリス,1834年)では,劣等処遇の原則を導入し,救貧の水準を自活している最下層の労働者の生活水準よりも低いものとした。
答え
正解
新救貧法のねらいは,劣等処遇の原則により,労働能力のある貧民の救済を厳格化し,救貧費用を削減することにあった。
不正解正しい答えは「 ○ 」
新救貧法のねらいは,劣等処遇の原則により,労働能力のある貧民の救済を厳格化し,救貧費用を削減することにあった。
回答が未選択です。
問3
ラウントリー(Rowntree, B.)は,ロンドンで貧困調査を行い,貧困の主たる原因が飲酒や浪費のような個人的習慣にあると指摘した。
答え
正解
ロンドンで1880年代半ばから貧困調査を実施したのはブース(Booth, C.)である。ラウントリーは,1890年代後半から,イギリスのヨーク市で貧困調査を行い「絶対的貧困」という貧困測定方法を確立した。
不正解正しい答えは「 ✕ 」
ロンドンで1880年代半ばから貧困調査を実施したのはブース(Booth, C.)である。ラウントリーは,1890年代後半から,イギリスのヨーク市で貧困調査を行い「絶対的貧困」という貧困測定方法を確立した。
回答が未選択です。
問4
タウンゼント(Townsend, P.)は,等価可処分所得の中央値の50%を下回る所得しか得ていない者を相対的剥奪の状態にある者とし,イギリスに多数存在すると指摘した。
答え
正解
タウンゼントの相対的剥奪とは,ある社会で慣習とされている生活様式に沿った生活ができない状態のことをいう。等価可処分所得の中央値の50%を下回る所得層が全人口に占める割合はOECD(経済協力開発機構)による相対的貧困率の算出方法である。
不正解正しい答えは「 ✕ 」
タウンゼントの相対的剥奪とは,ある社会で慣習とされている生活様式に沿った生活ができない状態のことをいう。等価可処分所得の中央値の50%を下回る所得層が全人口に占める割合はOECD(経済協力開発機構)による相対的貧困率の算出方法である。
回答が未選択です。
問5
1930年代のアメリカにおけるニューディール政策での取組として,メディケア(高齢者等の医療保険)が導入された。
答え
正解
メディケア(高齢者等の医療保険)とは,1965年に誕生した65歳以上の高齢者及び障害者を対象とした公的医療保険制度である。低所得者を対象とするメディケイドと共に成立した。
不正解正しい答えは「 ✕ 」
メディケア(高齢者等の医療保険)とは,1965年に誕生した65歳以上の高齢者及び障害者を対象とした公的医療保険制度である。低所得者を対象とするメディケイドと共に成立した。
回答が未選択です。
今週の穴埋め問題
2025.04.18公開
社会学と社会システム
問1
テンニースは近代化の過程を、本質意志に基づき、感情的な融合を特徴とする共同体( ゲマインシャフト )から、選択意志に基づき、目的、理解関係による結合を特徴とする共同体( ゲゼルシャフト )への推移とした。
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