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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」

ハッピーな年にしたい

 明けましておめでとうございます。ふと振り返ると、今年はどこか年越しの雰囲気が変っていたと思いませんか。何となく華やかさがない、うきうき感がない。どうしてかと思ったら年末年始の定番、「お正月を写そう」の富士フイルムのCMが減っていませんでした?

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 写真はデジカメや携帯で撮る時代になっていたのです。でも、フイルムで撮って紙焼き写真にするのもいいもんです。テレビやデジタルフォトフレームで見るのとは違う。“写真は写真なのです”はオジンのたわごとか!

 昔は、写真はアルバムに貼っていました。子供の成長記録などがページをめくるごとに現われる。たまには見直して見ることをおすすめ。デジタルのスライドショーとは一味も、二味も違いますよ。大震災でも瓦礫の中から写真を探し出していました。ICカードは水に落としたりするとダメになる可能性がある。その場合は外側の汚れをやさしく拭いて、濡れていたら乾くまで待つ。紙焼き写真は紫外線には弱いけど、けっこう耐久力はあります。

 さてこの一月、ボクは病院通いが多いです。少し歩けるようになったので、休んでいた歯医者も予約を入れようかなと思っています。からだはそこそこですが、頭は相変わらずのパー。最悪期よりはいいけどモヤモヤ感はあります。最近気になっているのがうまくしゃべれないこと。面倒くさいので話さなくなる。これは一番悪い連鎖ですね。認知症も、高次脳機能障害も、閉じかかった心を開くには、おだててハッピーな気分にさせることが必要ではないでしょうか。

 手元に高次脳機能障害の携帯用カードがあります。都内の家族会が作ってくださいました。その基本的な部分を書き写します。
私は高次脳機能障害です。脳卒中や脳外傷の後遺症の為、話す、聞く、読む、計算などがうまくできません。会話のお手伝いをお願いします。
ゆっくり短く話し、急がせないで待ってください。
緊急時のためでしょうし、その通りなのですが、このカードを自分から進んで持ち歩く人は少ないのではないでしょうか。高次脳機能障害の認知度は低いし、見せても理解してもらえない。ボクとしては“あなたも高次脳機能障害かもよ”をいい続けたいですね。作ってくださったことには感謝、感謝!

 次回は2012年1月17日(火)、更新予定です。

コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」2011年1月10日
新春の日の出。お正月を写しました


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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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