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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」 2011年05月

カラダはジェットコースター

 最近、調子わるいです。フィジカルがおかしくなるとメンタルも変になる。その逆もある。手の動きもおかしくなりました。このコラムもボケた頭と動かない指でようやっと書いています。調子いいときはいいんですけど、悪くなるとあっと言う間。この振幅が大きくなってきたようです。リハビリデイサービスも数回休んでしまいました。



本音が聞きたい

 病気やケガの話って、なかなか本人には聞けません。嫌なところ、微妙な部分にずかずかと入り込む感じで。これは病人どうしでも同じです。東日本大震災の被災者の方々が、自分のことをしゃべらない、耐えていると言われますが、障害者も同じ。自分よりひどい障害の方が側にいる、その方のことを考えると「わたしはね…」とは言えないのです。気軽に話せる“アルコールゼロ障害者酒場”があったらいいなと思います。アルコールゼロでも酔えるんですよ。



正体不明はコワイ

 高次脳機能障害ってなんでしょうか。あまりにもばくぜんとしています! なんでもありっていうような感じ。認知症に似ているようでもありますね。脳梗塞のあと、高次脳機能障害と診断されたときにはこの言葉も知らなかった。脳梗塞のマヒは低次(?)の機能障害。そこに高次が加わったのだから面白いといえばおもしろい。でも実感としてはなかった。



空を見ようよ

 ボクだけかもしれませんけど、おとなになると空を見なくなりませんか。特に都会で暮らしているとコンクリートジャングルに埋もれてしまう。三郷に越してきて、最近ボンヤリと空を見ていることが多いんです。抜けるような青空もいいけど、おもしろいのは雲ですよね。刻々とすがたを変えていき、二度ともどらない。たまには飛行機雲も……。



リハビリも進化するの予感

 NHKの教育テレビでロボットを使ったリハビリを紹介していました。ぜひやりたいと思いました。治る期待を与えてくれただけでもうれしいですね。脳卒中によるマヒの方はとても多くいらっしゃいます。全体から見ればボクは軽いほうだと思います。それでも障害者であり、社会生活はけっこう大変です。ロボットがリハビリに役立ってくれればいいですね。介護にも使えそうです。



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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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