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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」 2011年01月

いまんとこは隠しておきましょ

 新聞に「認知症の人と家族の会」のチラシが入っていました。結成30周年だそうです。認知症という言葉は2004年に、それまで使われていた「痴呆」に侮蔑的な意味合いがあるということで置き換えられたそうです。で、ここからが問題。いま認知症は一般用語になっていますよね。その早期発見のめやすになる症状は、高次脳機能障害とほとんどダブっているんです。高次脳機能障害の家族会でも、病気の説明に“認知症のようなものです”ということがあるようです。



3Dよりバリアフリーテレビ

 朝日新聞に、脳梗塞のご主人がNHKの朝ドラの聞き取りができなくて、再放送を含めて毎日4回見ている、という投書がのっていました。そうなんです、脳卒中によって高次脳機能障害が起こると、うまく話せなくなるだけでなく、理解力が衰えることもあるのです。といっても、程度の差は人によってさまざまだと思います。



誰も知らない わからない! 楽しい病気?

 本人にとっても、周囲にとっても病気であるようなないような、そんな病気が高次脳機能障害です。本人だって普段は意識していない。ときどき「あれっ!おかしいな」と思うことがある程度。もちろん社会生活は“普通”にできます。事故や病気のあと、何か変だなと思ったら疑ってみてください。実際には高次脳機能障害なのに診断されていない人がゴマンといるんじゃないかと思います。認知され始めたら続々と現われそうですね。世の中、高次脳機能障害者だらけになったりして……。



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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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