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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」

就労できる障害者は少ない!

 障害者就労支援の展示会に行ってきました。場所はさいたま市のスーパーアリーナ。そこに小さなブースがずらり。全国から出展者が来ていて、職種もさまざま。大手から小さいところまで、いろんな企業が参加していました。企業の数は多いのですけど、実際に雇っている障害者の数は少ないのが残念。企業によって知的、精神、身体など雇用の対象が違うんですね。話を聞くと「仕事の内容によって」ということらしい。でも仕事を提供しているだけでうれしいですね。

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 一緒に行った障害者のヘルパーの方と話したのですけど、障害者が仕事をもらうのは超難関といった感じ。運とタイミングですね。偶然に前働いていた方が辞めて、次の方をと考えているときに出くわせば…かな。それと最低限のスキルは必要でしょう。

 それにしてもスーパーアリーナはデカイ。そこをぐるぐる動き回るのだから疲れました。だってボクは足が悪いのだもの。来ていた方は障害者やその家族、介護関係の人といった感じ。だからなのか、うるさくないし、おとなしい。見て回るだけで企業の方に自分から質問をしないのですね。企業の方はなんかヒマそうにしていました。

 展示会にもいろいろありますが、モノによってはコワイですよ。とくに中国、台湾、韓国の方が多く来場する展示会は…。普通、カタログや資料、それを入れる袋が配られるのですが、それらをブイブイ振り回しながら、周囲を気にせずあっちこっち歩き回る。ボクが元気だった頃でもおちおちできずイヤだったほど。最近は危ないのであまり行きません。彼らは何しろとっても元気です。発展するのがわかる!

 さて、11月26日の朝日新聞埼玉版によると、埼玉は障害者雇用率が全国最低の1.51%とのこと(埼玉労働局調べ)。昨年に障害者雇用促進法が改定されたため、就職件数は大幅に増えたけど、雇用率は下がっている。「法改正で求人は増えたが、障害者に関する知識が足りず、採用に不安を抱く企業が多い」というコメントも紹介されていました。


 次回は2011年12月13日(火)、更新予定です。

コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」2011年12月6日
もうひと工夫すれば障害のない人も興味を持てるのにね


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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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