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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」

マイラブおばさん

 おばさんはすごい。ありがとさんでした。明治大学でのコンサートに行ってきました。行きたい、行けない、いろいろあって、最終的におばさん5人。そこにボク。いくら知ってる人たちとはいえコワイですね。道々、機関銃のように言葉が飛び出してくる。でも親切です。みんな体のどこかが悪いのに、いたわってくださる。ボクは電車の乗り降りができない。で、戸惑っていると、さっと手を出してくれる。みなさん、とってもやさしい。

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 今回、男性陣は、おばさん軍団にビビッてみな欠席とのこと。だったら、そのときだけ、おばさんになればいいのにね。この意味わかるな……。ビビッてないで、超えてみるとおもしろいよ。

 おばさんたちと話してわかったのは、みなさんがんばっているということです。何をというと資格をいろいろ持っているのです。3名は介護福祉士やケアマネジャー、ホームヘルパー2級など。持っていない人も「わたしも取ろうかな」になりました。60歳を過ぎてからもがんがん勉強して、資格を取っている。そのバイタリティには感激です。

 そういえばボクはなんにも資格を持っていない。ボクの存在自体が資格のようなものだという自惚れがあったのかも、です。今でも勉強はしたい。小さくなった脳、動かなくなった脳や体を使いたい。でも、体も脳もいうことを聞いてくれない。せめてせっせと都内に出かけられるようになりたいですね。

 障害者にとって都内は鬼門ですね。エレベーターやエスカレーターがない駅もけっこう多いです。例えあっても、実際にはすごく使いにくい場合もある。JRの電車は1両20mで10両編成。もしホームのハジに設置されていたら、よろよろと200m歩かなければなりません。東京メトロなどの地下鉄は、乗り換えの距離は長いし、山あり谷ありでさらに大変。バリアフリーってクチだけ。せめて心のバリアフリー化をしてほしいですね。誰もがいつ障害者になるかはわからないのだから、自分のためでもあるんですよね。


 次回は2011年11月8日(火)、更新予定です。

コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」2011年11月1日
秋の一日、雄大な雲が広がっていました


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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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