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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」

先達はあらまほしきことなり

 当たり前ですけど、病気になるというのはたいへんなことなのですよね。事故にあうのも同じです。脳梗塞や事故では数カ月で仕事に復帰することは難しいけど、リハビリをして治って戻れればハッピーですね。まれにはまったく後遺症を感じさせない人もいますが、本人にとってはなんらかの違和感があるのかもしれません。

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 何が困るか。やっぱりお金のことですね。仕事ができなくなると収入がなくなる。どう生活をしていくかです。病院の支払いだって困ります。高額療養費の場合、自己負担限度額を超えて病院に支払った分は、後に戻ってきます。また前もって手続きをしておけば、超えた分は最初から支払わなくてすみます。ただし入院中の食事代とか差額ベッド代は対象にはなりません。そのほか、細かい支払いがいろいろと必要になります。

 制度を使えば、助成を受けられるものも少なくありません。ただし、そのためには申請作業をする必要があります。高額療養費であれば、限度額適用認定証を役所でもらうことも必要です。こうしたことをひとつひとつ学んでいかなければならない。でも、当初は病気やケガのことで頭がいっぱい。ひとによっては労災の手続きも必要でしょう。意外に情報って入ってこないんです。もっと情報を共有しなけりゃ。これが家族会の大きな役割の一つなんでしょうけど、実際には有効に機能していないことも多いみたい。

 自治体によってもサービスが異なるので、そこも気をつけなければならない。東京都と埼玉県では違うし、埼玉県でも市によって異なる。住んでいる地域の市役所、区役所に電話して聞くのがいいんだけど、そもそもどんなサービスの、何を聞いたらいいのかが分からない。やっぱしっかりした「病気や事故にあったときに見るWEBサイト」とか、親切にアドバイスしてくれる仲間が欲しいですね。

 次回は2011年3月1日(火)、更新予定です。

kousoku110222.jpg
雨のち晴れ。西には青空が見えていました。空シリーズです


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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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