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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」

同時進行が苦手!

 自分で書いてて首をひねっているのが「普通に生活ができます」という言葉。なんだ、高次脳機能障害者はやっぱ“おかしい”と認めているのじゃないかという感じですね。でもそうなんです。ときどき頭の中がとんちんかん。それが分かるからやんなっちゃう。

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 デイサービスにいくと、脳梗塞の人がリハビリにきています。やっていることはお年寄りのかた用のスポーツジムにマッサージを加えただけなのに、雰囲気が違う感じがする。静かでおとなしいのです。といって雰囲気が暗いわけではありません。時間がゆっくり動いている感じなのです。高次脳機能障害の家族会にいっても当事者は静かですよ。脳の病気やけがをするとおとなしくなるんですね。

 ボクは最近あることに気づきました。またかと言わないでください。発病前と比べて“バカ”になっていたのです。こんなこと、言わなきゃ誰にもわからない。発病前の頭のよさ、才能を知る人は少ないですから(笑)。具体的に何に気づいたかというと、複数のことを同時にできないこと。前はテレビを見ながら本や新聞を読む、人と話をする、電話をするなどができました。でも今は電話をしながらメモを取るのもひと苦労。

 一つひとつ順序立てて終わらせていかないと、頭の中がこんがらがってしまうのです。かつては原稿書きも4・5本同時進行は当たり前だったのが、いまは1本ずつでしかも超のんびり。自分ながら嫌ンなっちゃいますね。そのひとつがこのコラムですねん。

 次回は2011年2月8日(火)、更新予定です。

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冬の夕日はなぜ大きく見えるのでしょうか?


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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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