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コーソクくんの「ボクは高次脳機能障害」

元のわたしに戻りたい

 時間をかけて積み上げてきたものが一気に崩れてしまう。そんな感じですね。ボクの場合は、何度も書いていますけど、脳梗塞と硬膜下血腫。脳梗塞の場合、ある日突然やってきて、身体が動かなくなってしまう。本当に動かない。困ったものです。

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 それを解きほぐしていくのがリハビリ。早く始めたほうがいい、ということで即入院、リハビリ開始という例が多いようです。入院しないとリハビリしてくれない病院も多い。ボクがその例です。入院しなかったので独自にリハビリしてくれる病院を探しました。
 でも、病院で出会った患者さんに話を聞くと、リハビリが始まるまでに時間がかかったという人も多い。運不運があるようです。最近、リハビリ・ディサービスに行くようになりましたが、ここには何年もリハビリを続けてもあまり良くならない人もいる。むずかしいですね。

 日本は脳梗塞が多いと聞いていましたが、デイサービスに行くようになって実感。こんなに多いとは、です。それも女性が多い。
 右利きのひとが右マヒになると大変。書類にサインもできないし、トイレの始末も、です。ボクは右手への影響が少なく、リハビリでほぼクリアーできたのでしあわせ。実際、身体が動いてこその社会生活ですから。

 ボクの問題は、それにプラスして高次脳機能障害があること。リハビリに来ている脳卒中の方は、診断は受けていなくても、高次脳機能障害を持っている場合が多いようです。「頭の手術をしてからなんかおかしくなっちゃって」などと話す人もいます。
 ボクも感じたことですが、病院などでは少し話せるようになると、『話せる、これならオーケー』と決めつけられる。本人は全然回復していないと思っているのに。可能かどうかはともかく、本人の目標は病気前の姿なのです。そこを理解してほしいと思います。
 ボクだってリハビリでそれなりに歩けるようになる、じゃなくて、きれいに、スマートに、かっこよく歩けるようになる、なんです。目標は高いのです。

 次回は2010年11月30日(火)、更新予定です。

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不純な天気が続いていますが結構雲がワイルドできれい。たまには空を見上げてみませんか


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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、リハビリ医を紹介され、高次脳機能障害と診断される。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害者とその家族を中心にした地域会に参加し、新たな暮らし方を模索中。
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