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川村匡由の人生設計ゆとりサロン 2010年09月

高齢者所在不明問題を考える(4)~私たちでできること

■地域福祉として安否確認、見守り、支え合い

 最後に、今回の高齢者所在不明問題が私たちに提起している問題は、地域共同体の崩壊に対する解決策を「対岸の火事」とせず、それぞれの地域で高齢者の安否確認や見守り、支え合いをどのように進めるべきか、互いに知恵を絞って実践することの重要性でしょう。



高齢者所在不明問題を考える(3)~調査は75歳からでなく60歳から

■「第4権力」としてのメディアのあり方

 ここまでお話ししますと、日本は役所も役所なら、国民も国民という構造的な問題もあるように思われますが、ここでもう一つ大事なことはメディアのあり方ではないでしょうか。なぜなら、メディアは、立法(国会)、行政(内閣)、司法(裁判所)に続く「第4権力」として大きな役割(影響?)を持っているからです。



高齢者所在不明問題を考える(2)~根強い「お任せ民主主義」

弊害となっている公務員の体質の意味

 ちなみに、お役所仕事となっている公務員の体質を揶揄する「官尊民卑」とは吉田茂が先鞭をつけた考え方で、政府や官吏(かんり:国家公務員)に関連する事業などに従事する者が尊いとし、民間の事業などに従事する者を卑しむこと、あるいはその気風を意味します。



高齢者所在不明問題を考える(1)~原因はお役所仕事にあり!

■性善説を裏切る犯罪

 「開いた口がふさがらない」とは、このことをいうのでしょうか。100歳以上の高齢者の所在が不明のままだったため、年金や敬老金がずっと支給されていたというのです。



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プロフィール

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川村匡由
(かわむら まさよし)
社会福祉学者・博士(人間科学・早稲田大学)、行政書士有資格、福祉デザイン研究所所長。シニア社会学会理事、世田谷区社会福祉事業団理事、元大学基準協会評価委員、元社会福祉士試験委員。

主著に『地域福祉とソーシャルガバナンス』(中央法規出版)、『社会保障論(編著)』、(ミネルヴァ書房)、『人生100年"超"サバイバル法』(久美出版)など。山岳紀行家としても知られており、本サイトで「山歩きのすすめ」などを寄稿している。

川村匡由+福祉デザイン研究所のホームページ http://www.geocities.jp/ kawamura0515/

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