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生活支援サービスの購入とは?~(4)サービスの範疇が分かりにくいのでは?

(4)サービスの範疇が分かりにくいのでは?

 社会保険方式の消費財となったことで、介護サービスは一気に膨らみましたが、しかし、政策で保障しているサービス範疇が制度改正のたびに変わり、また限定的なものであること、報酬も目まぐるしく変わることから、消費者からは分かりにくいサービスとなっています。それは、養成教育における「介護」概念や「介護福祉」概念との溝といった問題でもあります。

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 養成教育において行われる介護の概念は、自立概念を中心として広がりをもったものであり、介護保険制度でみられるような限定的な側面がありません。また介護福祉の概念においては、福祉的な視点からの介護支援が加えられています。まるめのサービスである入所系のサービスにおいてはこうした問題は起きにくいのですが、訪問系のサービスにおいては分かりづらく、ときとして消費者とのトラブルに至ることもあります。
 このように保険制度によるサービスの範疇が揺れることから、民間の事業者が保険外サービスとしてオプションのサービスを数多く提供するようになってきています。高齢者層は所得格差が拡大していますので、金銭的に余裕のある層が保険外のサービスを購入していますが、経済的に困窮する層も多いことから、これまでの制度改正の経緯を見直し、明確な介護理念に基づいたサービスを打ち立てていく時期に来ているのではないでしょうか。


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