ページの先頭です。

ホーム >> 福祉専門職サポーターズ >> 毎日更新 福祉マイスターへの道
福祉マイスターへの道 毎日更新

ケアマネジャーと医師との連携(1) 困難事例を作りださないために

【Q】
 ケアマネジャーの視点や態度が「困難事例」を作り出すこともあると言われます。どのようなことに注意すれば、“困難”にすることを防げるのでしょうか?

続きを読む

【A】
 いわゆる“困難事例”とのかかわりは、さまざまな機関や人からの紹介で始まることが普通です。紹介と同時に、必ずといっていいほど何らかの情報がもたらされます。実はこれがくせものなのです。
 「少し難しい人です」
 「虐待がありそうなんです」
 頑固でわがまま、苦情が多い……。こうした“客観”情報のなかには、情報提供者の考え方、価値観などが含まれています。こうした情報によって会う前から、「どうも苦手そうだな」などの利用者像が浮かぶとしたら要注意です。会う前からすでに困難の壁を成長させてしまっているのです。先入観が自分のなかに生まれていないかを確かめましょう。
 また、同様に“困難事例”として紹介されることもあります。実は専門職によるこうしたレッテル貼りが真実を見えにくくさせていることも多々あり、こうしたことは支援の方向性を狂わせるおそれを内包しています。

出典:月刊『ケアマネジャー』2009年9月号、中央法規出版


ページトップへ
文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books