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福祉マイスターへの道 毎日更新

入浴前後の体調確認

【Q】
 入浴前後の体調のチェックポイントを教えてください

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【A】
 まずは、入浴前後の体調チェックの前に、健康に関する情報を個別に把握していることが前提です。
・普段の体温、脈拍、呼吸、血圧
・普段の体調、状況(食事、口腔、排泄など)
・既往歴、現病歴(受診・治療状況など)
・内服薬
 次に現在の体調チェックですが、「体調チェック=バイタルチェック」ではありません。たとえば、乳幼児の体調変化は、お乳の飲み具合、抱いたときに感じる体温、身体の動きや表情、泣き声、機嫌などで気づくことができます。
 同じように、「食欲の有無」「排泄の様子」「声の大きさや調子」「表情、顔色」「身体の動き」の中で、いつもと違う、何か変と感じたら、変化をより具体的に把握するために、バイタルチェックを始めとする観察を行い、判断・対応につなげます。
 昔から、乳幼児に異変があったときには「穴(目、耳、鼻、口、肛門)」を見ろ」といわれます。普段、最も利用者に接する介護職が、感度と観察力を磨いておくことが大切です。
 入浴の可否については、画一的なマニュアルどおりではなく、個別に判断し対応すればいいと思います。微熱がある、血圧が少し高めではあるけれど、全体の体調は悪くなく、本人も入浴を希望しているのであれば、短時間で湯冷めしないように入浴していただくことを考えます。
 逆に、熱はないけれど、何となく元気がないときには、様子を見て入浴日を変更することを考えます。ただし、入浴日に入浴できないと1週間も2週間も入浴なしということにならないようにしてください。
 さらに、安心して入浴していただくためには、入浴環境を整備し、基本的なルールを徹底することが重要です。

出典:上野文規+下山名月監『お風呂が生活を変えていく』中央法規出版、2007年


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