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福祉マイスターへの道 毎日更新

介護事故と法的責任

【Q】
 介護中に事故が起きた場合、どのような責任が生じるのでしょうか。

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【A】
 在宅や介護施設で事故が発生した場合、法的には民事・刑事・行政の3つの責任が問題となります。そのほかに、社会的責任と道義的責任も挙げられます。
●民事上の責任
 事故発生時に、1事故の結果を予見すべきであったか(結果予見可能性)、2事故の結果を回避すべきであったか(結果回避可能性)の2点から、過失を判断されます。過失の有無に関係ないく損害(結果)が発生した場合、因果関係はないと判断され、責任を負うことはありません。
●刑事上の責任
 介護事故において刑事上の責任、行政上の責任を問われることは極めて稀ですが、内容は次のようなものとなります。
・業務上過失致死死傷罪
 5年以上の懲役または禁固もしくは20万円以下の罰金
・個人責任
 経営者は責任を問われることは少ない
●行政上の責任
・業務の停止
 行政機関より老人福祉法による認可の取り消し、介護保険法における指定の取り消しなどの処分がなされる

出典:篠田道子 著『改訂 質の高いケアマネジメント』中央法規出版、2008年


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