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川村匡由の人生設計ゆとりサロン

富士山と山歩き(4)~ふるさとの富士登山

■川浦富士の浅間隠山

 “本家本元”の富士山は仰げないものの、ふるさとの富士をという人におすすめしたいのは川浦富士といわれている浅間隠山(あさまかくしやま:標高1757メートル)です。

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 浅間隠山は浅間山(標高2568メートル)をすっぽりと隠すようにたたずんでいるため、この名前があります。また、頂上が北峰と南峰に分かれており、高崎市倉渕(元倉渕村)の川浦地区から仰ぐと富士山のように見えるため、川浦富士ともいわれています。

 コースは、群馬県長野原町と吾妻町の境にある二度上(にどあげ)峠、高崎市の、わらび平キャンプ場、吾妻町の浅間隠温泉郷からの3つがあります。

 しかし、二度上峠からのコースは1時間程度で登ることができるため、初心者のシニアでも簡単にチャレンジできます。また、登山口に駐車場が数か所あるため、マイカー登山にぴったりです。

 長野県の軽井沢方面から北軽井沢へ抜けます。そして、二度上峠に着いたら右側の路肩に設けられた駐車場に車を停め、「浅間隠山登山口(川浦富士)山頂まで90分2.1km」と書かれた案内板の横から山中に入って行きます。

 この山には10年前、1度登っていますが、そのときはこんなに何か所も駐車場は整備されておらず、また、「川浦富士」の案内板もありませんでした。ところが、先日、登ったら案内板が取り付けられていたのです。

 同行した仲間は開口一番、「貴著の『ふるさと富士百名山』に川浦富士として写真入りで紹介されたからなんだ」と……。「だったら光栄」などと思いながら、昼なお暗い谷筋の林をジグザグに縫っていくと尾根に出ました。岩淵山と安高山の鞍部です。

 ここで進路を左に取り、深いヤブのように育ったカヤトの中の急な上りを行くと頂上にたどり着きました。

■光景は様変わりしたものの、眺望はさすが

 頂上直下のカヤトの急坂も、頂上も、そして、シニアのハイカーに混じり、若い「山ガール」が大勢、眺望や昼食を楽しんでおり、すっかり人気のコースになったようなにぎわいです。

 しかし、頂上の標識や方位盤、2等3角点、祠(ほこら)、そして、正面に浅間山がデンと構え、そこから左右に広がる牧歌的な浅間高原、さらには槍・穂高連峰、八ヶ岳、妙高山、戸隠連峰、富士山までもが見渡せる眺めは変わらず、です。

 なぜか、うれしくなったような心境で、帰途、近くの公共の宿の温泉につかり、疲れた身体をいやして帰途に着きました。

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川浦富士の浅間隠山(頂上近くの登山道にて)


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プロフィール

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川村匡由
(かわむら まさよし)
社会福祉学者・博士(人間科学・早稲田大学)、行政書士有資格、福祉デザイン研究所所長。シニア社会学会理事、世田谷区社会福祉事業団理事、元大学基準協会評価委員、元社会福祉士試験委員。

主著に『地域福祉とソーシャルガバナンス』(中央法規出版)、『社会保障論(編著)』、(ミネルヴァ書房)、『人生100年"超"サバイバル法』(久美出版)など。山岳紀行家としても知られており、本サイトで「山歩きのすすめ」などを寄稿している。

川村匡由+福祉デザイン研究所のホームページ http://www.geocities.jp/ kawamura0515/

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