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落合敏の「介護は楽しみながら」 2008年08月

脱メタボレシピ「お茶しゃぶ」

メタボリックにご用心
 肥満、とくに内臓で脂肪がたまり、腹囲(ヘソの高さで測る)が男性85cm以上、女性90cm以上あって、以下のうち、いずれか2つ以上が当てはまった状態をメタボリックシンドロームという。
(1)血液中の中性脂肪が高く(150mg/dl以上)、善玉コレステロールが低い(40mg/dl未満)。
(2)血圧が高め(最高血圧130mmHg以上、最低血圧85 mmHg以上)。
(3)血糖値が高め(空腹時血糖値110mg/dl以上)。

 この状態が長く続くと、動脈硬化を悪化させて、脳卒中や心筋梗塞などの発生率が高まるとされ、40~60歳までの人は特定健診が義務づけられている。その結果、メタボリックシンドロームと診断されると、特定保健指導を受けることになる。



食べ合わせには理由がある

 高齢者の骨折は寝たきりの原因になることが少なくない。
 骨をつくる主な成分であるカルシウムは一般成人の体内に約1kgあり、そのうちの99%は骨や歯をつくり、そこに蓄えられている(貯蔵カルシウム)。残りの1%は血液中にあり、神経や筋肉のコントロール、血液の凝固、ホルモンの分泌などに大きな役割を果たしている。
 しかし、日本人のカルシウム平均摂取量は過去20年間、一度も1日600mgの所要量を満たしたことがない。特に女性は、出産や閉経によって骨粗鬆症になりやすいので、若いうちから不足のないよう、また、運動によってカルシウムの貯蔵庫である骨を太く・硬くしておくという予防が大切である。



のどごしさわやかデザート

 「食欲がない」といって、食事らしい食事をしていないとき、飲み物にひと工夫してみよう。
 少量で手軽に高栄養なドリンクを作れるし、脱水症も予防しやすい。
 毎日、基本的に摂りたいのは、牛乳および乳製品。
 乳製品は、カルシウムをはじめ、ミネラル、ビタミンの宝庫。特に牛乳は毎日コップ1杯は飲んでほしい。

 しかし、高齢者は牛乳を好まない人も多いし、また、体質的に飲めない人もいる。
 こんな場合にオススメしたいのが、「ミルクセーキ」や「ヨーグルトドリンク」である。
 今回はそのお手軽な作り方を紹介しよう。



夏野菜はサビないからだをつくる!

 夏の代表的野菜といえば、だれもがすぐに思い浮かぶのが、トマト、キュウリ、ナス。店頭にはハウスものが1年中出回っているが、旬はやっぱり夏。いずれの野菜も夏にその力を発揮する。そしておいしい。
 紫外線の最も強い夏は、有害な活性酸素が体にどんどん増え、過酸化脂質という脂肪のサビをつくり、これが万病のもととなる。
 有害な活性酸素を除去する働き(抗酸化力)のあるのが、鮮やかな色素の濃い夏野菜に多い。



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プロフィール
落合敏
(おちあい とし)
栄養学博士。千葉大学講師、茨城キリスト教大学教授などを経て、現在NHP OCHIAI Office代表。「おもいッきりテレビ」をはじめメディアに出演多数。2000年~2004年の4年間、実母を介護した経験をもとに、介護者の視点に立ったお年寄りの食事に関する書籍や介護日誌をまとめたものを上梓。
栄養学博士 落合敏の栄養学研究所 http://www.nhp-ochiai.jp/
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