今月の月刊ケアマネジャー(6月号) ケアマネ基本スキルアップシリーズ(6) 支援のモヤモヤの言語化から気づきにつなげる スーパービジョン
2026/05/22
『月刊ケアマネジャー』2026年6月号から、特集(スーパービジョン)の内容を一部ご紹介いたします。
利用者中心のケアマネジメントを本気で実践しようとすればするほど、迷い、違和感、葛藤、判断のしにくさという「揺れ」が生まれます。しかし、この揺れを「言語化」することで、自分の実践を見直す「省察」につながります。ただし、言語化には痛みを伴うこともあり、一人では進みにくいものです。この特集を通して、「安全な場」で、言語化と省察を支えるスーパービジョンのあり方について学びましょう。
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モヤモヤを、次の実践につなげるために
ケアマネジメントの実践では、迷いや引っかかりが次々に生まれます。そのモヤモヤを一人で抱え込まず、言葉にしていくことが、次の支援につながります。
なんかモヤモヤする
うまく言えないけれど、何かが引っかかる。訪問の後も、記録を書きながらも、気持ちがすっきりしない。そのモヤモヤは、見過ごしたくない実践を見直すきっかけです。
本当にこれでいいの?
支援の方向は決めた。サービスも動き出した。それでも、「これが利用者さんにとってよい選択なのだろうか」と迷いが残ることがあります。
本音がわからない?
利用者さんの言葉を、そのまま受け取ってよいのか。遠慮なのか、あきらめなのか―。ケアマネジメントには、たえず「本人理解」の難しさがつきまといます。
「おまかせします」と言われても……?
まかせてもらえた安心より、感じるのは責任の重さです。「大切なのは、利用者さん本人の意思決定支援なんだからね」といつも言われているし……と悩みは尽きません。
家族の視線が怖い
説明しても、納得してもらえていない気がする。いつまで経っても、よそよそしい。家族との関係のなかで、支援者自身が揺れることもあります。
医療職とうまく話せない
多職種連携が大切なのはわかる。けれど、聞きたいことがあっても、言葉を選びすぎてしまう自分がいる。医療職に対する気後れなど、連携の難しさも悩みの一つです。
こんな失敗、誰にも話せない
穴があったら入りたい。見せる顔がない。恥ずかしい―。ケアマネの実践現場には、口にするのもはばかられるような失敗が、いくつも転がっています。
相談できる人がいない
誰かに話を聞いてもらいたい。それほどに困っているのに、誰にどう相談してよいかわからない。一人で抱え込むほど、迷いは言葉になりにくくなります。
だから、スーパービジョンがある
こうした悩みは、ケアマネジャーという仕事では避けて通れません。利用者中心のケアマネジメントを深めるほど、迷いや葛藤はむしろ増えていきます。スーパービジョンは、その迷いや葛藤を安心して言葉にし、次の実践へつなげ、専門職として成長するための場です。
執筆:
佐賀由彦(ライター)
編集協力:
鈴木智之(医療法人謙和会 イーハトーブ地域包括支援センター 主任介護支援専門員)
取出涼子(医療法人社団輝生会 ソーシャルワーク・ケアマネジメント部門 スーパーバイザー)
特集
SKILL UP 集中プログラム No 1
モヤモヤを、次の実践につなげるために
SKILL UP 集中プログラム No 2
なぜモヤモヤが生まれるのか
SKILL UP 集中プログラム No 3
言葉にすると、何が見えてくるのか
SKILL UP 集中プログラム No 4
「安全な場」としてのスーパービジョン
SKILL UP 集中プログラム No 5
スーパービジョンの形を、どう活かし分けるか
SKILL UP 集中プログラム No 6
職場にスーパービジョンを増やしていく
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『月刊ケアマネジャー』2026年6月号

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