今月のおはよう21 今日から使える! 介護・医学の専門用語 言い換え辞典
2025/11/19
『おはよう21』2026年1月号から、特集(今日から使える!介護・医学の専門用語 言い換え辞典)の内容を一部ご紹介いたします。
介護現場ではさまざまな場面で専門用語が使われます。
しかし、その意味や使い方が誤っていると、職員同士の情報共有が十分にできません。
家族などへの説明する際には、わかりやすい表現が求められます。
すぐに使える介護・医学の専門用語とその言い換え表現を紹介します。
1専門用語の使い方、間違えていませんか?

専門用語を正しく使おう
介護現場では、さまざまな専門用語が使われています。
それらの意味を正しく理解できているでしょうか。
もし誤った使い方をしていたら、相手に正しい情報が伝わらず、上のイラストのように、誤解やトラブルを招くことにつながります。
皆さんのなかには、入職したばかりの頃、申し送りなどで飛び交う言葉の意味がわからず、「何を言っているのだろう?」と蚊帳の外にいる感覚を経験した人もいるでしょう。
しかし、経験を積み重ねるうちに、自然と自分でも介護や医療の専門用医学の・介護
専門用語専門用語を口にするようになります。
日常的に使っていると、言葉は浸透していくものなのです。
ただ、慣れたことと理解したことは違います。
その言葉の意味を詳しく理解しないまま、専門用語を多用する人もいるのが現状です。
利用者や家族もわかるようにする
近年、申し送りの方法は変化してきています。
職員が集まるのではなく、タブレットやパソコンを用いて、顔を合わせないまま情報を伝達するという施設も増えています。
そのため、入力された文章について、「書き手の意図を読み手が正しく理解しているのか」が重要になります。
あいまいな理解のまま、間違った用語を記録していれば、誤った判断から事故を起こすことにつながる可能性があります。
チームケアの質を高めるためにも、用語に共通の理解をもつことが大切です。
また、利用者や家族がケースカンファレンスに参加したり、介護計画などの記録を利用者や家族に提示したりすることもあります。
その内容を職員同士では理解できても、利用者や家族が同じように理解できているとは限りません。
利用者や家族が専門用語を知らないのは当然です。
私たちが専門的な内容をわかりやすく、説明することが大切です。
いくら説明したとしても、相手が理解できていなければ、説明していないのと変わりません。状況によっては、「自分にわからないことを勝手に行っている」と感じ、利用者や家族から信頼を損なうこともあるでしょう。
本特集では、介護の現場で使われる数多くの専門用語から、大切なものを抽出し、言い換え表現を示しています。
「よく使うけれど、正しく理解しているかな?」「略語のようだけれど、本当の意味は何だろう?」といった疑問にも答える内容です。
独自の用語を使用している施設もあると思います。
日常の業務に役立てていただくとともに、自分の使っている言葉が相手に伝わっているかを振り返るきっかけにしていただければと思います。
続きは本誌でご覧いただけます。
執筆
亀島千枝(町田福祉保育専門学校 介護福祉学科 主任)
以上は、『おはよう21』2026年1月号の特集の内容の一部です。このほかにも本誌では、下記のトピックを取り上げ解説しております。ぜひお手に取ってご覧ください。
特集
今日から使える! 介護・医学の専門用語 言い換え辞典
はじめに 法律の知識を身につけることはなぜ大事なの?
これって法律ではどうなってるの?
1 専門用語の使い方、間違えていませんか?
2 介護・医学用語の言い換え辞典
❶身体の部位
❷身体の動き、姿勢
❸症状、状態
❹食事
❺口腔ケア
❻入浴
❼排泄
❽衣服着脱・移動
❾睡眠、薬
❿略語など
コラム 気をつけたい用語
『おはよう21 2026年1月号』

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