ケアマネジャーとして現場に出る前に、アタマとココロの基礎体力を養っておきましょう。
おすすめの書籍や映画をご紹介します。
1.イラストと図解でよくわかる ケアマネ実務スタートブック
(高室成幸著、中央法規出版)
ケアマネジャーなら身につけておきたい「対人援助スキル」がわかりやすい文章とイラストでスッと理解できる入門書。
うなずき、あいづちなどの基本的な面接スキルから、エンパワメントやコーチングといった相手の力を引き出すスキル、さらには、職場で一緒に働く上司や後輩、連携する専門職と良好な関係を築くのに有効なスキルまで、53のスキルが解説されています。
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2.学びのきほん つながりのことば学
(教養・文化シリーズ)
(齋藤陽道著、NHK出版)
「うまく話すよりも、大事なことがある。」
ろう者の写真家・齋藤陽道が手話体験から紡ぐ言葉の原点。言葉が伝わらないことを身にしみて知っているからこそ見出した「ことばの共有地」「言葉の解像度」「存在を聴く」などの視点から、安易なノウハウではない、コミュニケーションの「そもそも」論を学ぶことができます。
利用者の想いを言外から汲み取り、関係を築くケアマネジャーにこそ読んでほしい1冊です。
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3.ケアマネジャーのしごとパーフェクトマニュアル
-インテークからモニタリング、保険者への届出まで その手順とすべきこと
(阿部充宏著、中央法規出版)
法令に定められた介護支援専門員の「行うべきこと」を一覧化し、行動手順としてまとめた実務書。実践のための工夫・ヒント、おさえておきたいポイントも紹介しています。
「習うより慣れよ」になりがちなケアマネジャーのしごとですが、“すべきこと”が可視化されることで新人ケアマネジャーでも一定水準の業務をできることを目指して制作された「あるようでなかった」1冊です。
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4.現場で役立つ!社会保障制度活用ガイド 2025年版
-ケアマネ・相談援助職必携
(中央法規「ケアマネジャー」編集部編集/福島敏之著、中央法規出版)
実務に就いたら、なかなかまとまった勉強の時間は取りにくいもの。ですが、ケアマネジャーには幅広い社会保障制度の知識が求められます。
生活保護、障害者福祉、医療保障、権利擁護、年金、子ども家庭福祉、地域共生、介護保険まで、制度の概要や利用の流れ、活用事例をフルカラーのイラストや図表でわかりやすく解説した本書で、全体を押さえておきましょう。
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5.月刊ケアマネジャー
(中央法規)
福祉現場で活躍するケアマネジャーのリアルが知りたかったら、まずは雑誌の年間購読がおすすめ。
最新制度から先輩の成功・失敗談、業務の実践ノウハウまで、対人援助職として身につけたい知恵と知識が届きます。
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6.イラストと図解でよくわかる対人援助のスキル図鑑
(大谷佳子著、中央法規出版)
ケアマネジャーなら身につけておきたい「対人援助スキル」がわかりやすい文章とイラストでスッと理解できる入門書。
うなずき、あいづちなどの基本的な面接スキルから、エンパワメントやコーチングといった相手の力を引き出すスキル、さらには、職場で一緒に働く上司や後輩、連携する専門職と良好な関係を築くのに有効なスキルまで、53のスキルが解説されています。
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7.認知症の私が、今を楽しく生きる理由(わけ)
(丹野智文著、中央法規出版)
認知症と診断され12年。800人の当事者と向き合ってきた著者が伝える「当事者が本当に望んでいること」。
「何も決められない」「話せない」といった認知症への誤解とそれによる周囲の「先回り」によって何が起きているのかを、当事者の言葉で解説しています。ケアマネジャーなら誰しもが出会う認知症の利用者ですが、かかわる前に知っておきたい「新しい認知症観」がつまった1冊です。
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8.映画『0.5ミリ』
(安藤桃子監督・脚本)
俳優・安藤サクラさんが、主役のヘルパーの「サワ」を演じる一風変わったロードムービー。 介護や高齢者をテーマに扱いつつも、大上段に構えた視線は微塵もなく、身の回りを整え、温かいご飯を食べ、人と話をするという当たり前の日々が、どれだけ人を支えるのかを、淡々と伝えてくれる映画です。かなり長編(196分)ですが、ストーリーに引き込まれながら、もう一度「介護とは何か」「高齢者を支援するとはどういうことなのか」をじんわりと考える機会になると思います。