「生活困窮者自立支援制度」とは 【毎日更新】社会保障制度の用語 8月8日

2025/08/08

押さえておきたい社会保障制度の用語を毎日チェック!

相談援助の現場で欠かすことができない社会保障制度の知識。

時には、見慣れない用語に戸惑うこともあるかもしれません。

 

ここでは、社会保障制度に関する重要なキーワードを厳選して毎日1語ずつ紹介!

毎日少しずつ知識を積み重ね、現場での実践に活かしましょう!

 

 

生活困窮者自立支援制度

 高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉、医療保険…といった縦割りの社会保障制度の対象とはならず、かといって生活保護がすぐに必要となるほど貧困状態ではなく、「何らかの事情があって生活が行き詰まってしまい(あるいは行き詰まる手前にあって)、周りのサポートを受けられずに困っている人」すべてを対象に、ワンストップで相談を受け、必要な支援に結びつける制度です。ひきこもり支援にも対応しています。


今日のキーワード

 

自立相談支援事業

住民の相談を受け付け、支援につなぐ

 

 支援員が相談を受けて、必要な支援を相談者と一緒に考え、具体的な支援プランを作成し、自立に向けた支援を行います。住宅確保給付金や一時生活支援や就労支援など、生活困窮者自立支援制度内の支援メニューのほか、保健所や精神保健福祉センター、ひきこもり地域支援センター、自殺予防に関する相談窓口、各種支援団体とも連携して、それぞれの支援に引き継いだり、役割分担して継続的に相談支援にあたっています。また、必要に応じて生活福祉資金貸付制度や生活保護申請につなぎます。


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 本記事は、「これだけは押さえておきたい! 社会保障制度の用語事典 ケアマネ・相談援助職必携」をもとに作成しています。社会保障制度について詳しく知りたい方は、ぜひ書籍もご活用ください。