「世帯分離」とは 【毎日更新】社会保障制度の用語 8月6日

2025/08/06

押さえておきたい社会保障制度の用語を毎日チェック!

相談援助の現場で欠かすことができない社会保障制度の知識。

時には、見慣れない用語に戸惑うこともあるかもしれません。

 

ここでは、社会保障制度に関する重要なキーワードを厳選して毎日1語ずつ紹介!

毎日少しずつ知識を積み重ね、現場での実践に活かしましょう!

 

 

保護の停止・廃止、世帯分離

 被保護者に経済的自立の見通しが立ち、「保護受給の必要はなくなった」と福祉事務所に判定されると、保護は「廃止」されます。一方、収入が保護基準を上回ったものの自立の見通しが不確実な場合は、「保護再開」も視野に入れつつ期間限定で保護を止める「停止」という措置がとられます。
 生活保護は世帯全体を単位として実施されます。開始も停止も廃止も、世帯の収入で判定されますが、特別な事情がある場合は例外的措置がとられます。


今日のキーワード

 

世帯分離

特別な事情の場合に限り「分離」も可

 

 「世帯単位の原則」にかかわらず、特別な事情がある場合に、同一世帯のなかの特定の世帯員だけを保護の対象にしたり、逆に保護の対象から外す例外的取り扱いのこと。一律に世帯単位の原則を貫くことで、保護対象が広がったり、必要な保護ができなかったり、自立に向けた営みに制約がかかるのを防ぎ、保護適用を最小限の人員にとどめる趣旨の措置。

 

 


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 本記事は、「これだけは押さえておきたい! 社会保障制度の用語事典 ケアマネ・相談援助職必携」をもとに作成しています。社会保障制度について詳しく知りたい方は、ぜひ書籍もご活用ください。