【毎日更新】社会保障制度の用語 7月3日
2025/07/03
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押さえておきたい社会保障制度の用語を毎日チェック!
相談援助の現場で欠かすことができない社会保障制度の知識。
時には、見慣れない用語に戸惑うこともあるかもしれません。
ここでは、社会保障制度に関する重要なキーワードを厳選して毎日1語ずつ紹介!
毎日少しずつ知識を積み重ね、現場での実践に活かしましょう!
被保護者への医療
被保護者は、生活保護法に基づく「医療扶助」で医療を受けることとなります。医療扶助には、原則として自己負担はありません。そのかわり、緊急等やむを得ない場合を除いて、受診できる医療機関が「生活保護法指定医療機関」に限定されたり、保険外併用療養が利用できないなどの制約があります。
また、医療扶助で医療を受けるには、まず受診に先立って福祉事務所で「支給決定」を受け、その証である「医療券」を発行してもらう必要があります(2024年3月以降はマイナンバーを活用したオンライン資格確認の運用が始まり、医療券も紙から電子への移行が進んでいます)。
今日のキーワード
医療券
医療扶助の決定を証明
氏名が記載された被保護者について、福祉事務所が医療扶助を認める決定をしたことを証明する証書のこと。医療機関は、この証書の記載事項に基づいて、かかった医療費(診療報酬)を請求します。
かつてはもっぱら福祉事務所長印が押印された紙の医療券が発行されていましたが、マイナンバーカードの活用が始まってからは、電子処理による手続きと併用されるようになっています(マイナンバーカードを所持している被保護者には紙の医療券は交付されず、システム上で医療券が登録され、各自、指定医療機関の受付の読み取り機でマイナンバーカードによる受診手続きを行う――という流れとなります)。
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本記事は、「これだけは押さえておきたい! 社会保障制度の用語事典 ケアマネ・相談援助職必携」をもとに作成しています。社会保障制度について詳しく知りたい方は、ぜひ書籍もご活用ください。