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コーソクくん、福祉サービスを歩く withステッキ

<連載17>乗馬セラピーによるリハビリ その1

 リハビリ施設には、自転車こぎマシンや乗馬マシンがたいてい置いてあります。自転車こぎは有酸素運動でわかりやすいし、こいだ時間からどの程度の運動をしたのかわかります。けど、乗馬マシンがある理由がボクにはわからなかった。動く座面に合わせて、左右の足を踏み込むだけ。これでリハビリになるのかしら。筋力がつくのかしら。そのわけがやっとわかったような気がします。それは乗馬セラピーの見学に行ってきたからです。
 吉川コミュニティ牧場『ポニーフレンド』がそこ。隣町の意外に近いところにお馬さんに乗れる場所があったのです。でも地味な存在なので、わかりづらい。電話で場所の確認と予約をしてから行ってください。見学だけでもOKです。遠くは長野から来る人もいるそうです。

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 海外の実例で実証されているように、アニマルセラピーは癒し効果があるようです。犬や猫でもそうでしょ? 乗馬となると、さらに効果が広がる。今回ボクは見学だけでしたが、次はぜひ乗馬にトライしたい。お馬さんは目をみているだけでもかわいい。存在自体がセラピストみたいです。でも、日本ではあまり普及していない。増えつつあるようですが、それでも各県に1~2施設程度。牧場長の馬場光則さんは「もっと広げていきたい」とおっしゃっていました。


 『ポニーフレンド』は乗馬セラピーによる心身障害者のための“リハビリ牧場”なのです。デラックスな施設を持つ乗馬倶楽部とは違う。でも、ボクはそこがいいと思いました。乗馬は金持ちの趣味のためだけのものではないんですよ。アニマルセラピーとして「いい!」。『ポニーフレンド』のセラピー用の馬は、訓練されているため、おとなしく従順。とってもかわいいのです。みているだけ、触れているだけで落ち着きます。とはいえ小さなポニーだって家庭では飼育できませんよね。だからみんな牧場へ行く。牧場は心の安らぎの場のような気がしました。


 次回の更新予定は2月22日(金)です。

写真

吉川コミュニティ牧場『ポニーフレンド』
埼玉県吉川市会野谷1-1 電話090-3686-4207


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プロフィール
コーソクくん
(脳梗塞& 高次脳機能障害)
1951年生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてAV機器評論を行う。著書は約30冊。2008年に脳梗塞を発症し、半身マヒに。2009年、急性硬膜下血腫で手術。埼玉県三郷市にて高次脳機能障害と共存しながら新たな暮らし方を模索中。

*コーソクくんの旧連載(『ボクは高次脳機能障害』)をご覧になりたい方はこちら

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