ケアマネジャーの仕事ってどんな内容? Vol1.ケアマネジャーの1日

2025/10/09

本コーナーは、介護支援専門員実務研修受講試験を突破された皆さん、あるいはこれから受験を考えている皆さんにケアマネジャーの仕事内容について紹介するコーナーです。
実際にケアマネジャーとして働く前に、ここで具体的なイメージを先取りしましょう。


ケアマネジャーの基本業務

 まずは基本的な業務をおさらいします。
 ケアマネジャーは、介護保険制度に精通し、医療や福祉のさまざまなサービスを理解したうえで、その人に合ったコーディネートをします。
 そのために、利用者との面談、ケアプランの作成、介護サービス等を提供する施設や事業者との調整、モニタリングの実施などを行います。
 また、ケアマネジャーが働く場所には、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などがあります。これらのどこで働くかによって業務内容に違いは出てきますが、大きなくくりで言えば、以下の内容となります。

 

ケアマネジャーの基本業務

◎相談支援業務

相談受付・ケアプラン作成・サービス調整・サービス担当者会議・モニタリング 等

◎書類作成業務

給付管理・支援経過記録・会議資料 等

◎会議・研修への参加

地域ケア会議・事例検討会・各種法定研修 等


ケアマネジャーの1日の流れ

 所属法人や部署などで異なりますので、1例として参照してください。

 

 

 この流れのように、1日のなかで、利用者訪問や会議への参加、情報収集、書類作成など多岐にわたる業務を行うのがケアマネジャーの仕事の特徴です。
 この流れは、あくまでも一般的なケアマネジャーの1日であって、新人として働き始める皆さんが、すぐにこうした働き方を求められることはないと思われます。最初は、先輩ケアマネジャーの仕事の一部を手伝ったり引き継いだりしながら、少しずつ慣れていきましょう。たとえ、ミスをしてしまっても先輩や管理者がきちんとフォローしてくれるはずです。ケアプランをチェックしてもらったり、ケースの相談に乗ってもらいながら、1つずつ仕事を覚えていきましょう。


ケアマネジャーのスケジュール管理に役立つ一冊!