動画でわかる! TEACCHプログラムに基づく 「自立課題」の作り方と実践のポイント 第6回
2025/05/09

どっちの勝ち?(ファイリング課題)
※画像をクリックすると解説動画が見られます
「自立課題」は、TEACCHプログラムの実践手法の一つで、特別支援学校や福祉施設において自閉症や知的障害のある方々の日課・プログラムの軸となるものです。本連載では、身近で手軽な素材を使った自立課題を紹介します。
【執筆】 |
こんな人に
〇「勝ち」と「負け」の違いを学びたい人
〇相撲が好きで、ルールがわかる人
ここに注目
〇相撲はルールがわかりやすいので、「勝ち」「負け」を学びやすいです
〇この課題で学び、実際の大相撲を楽しむことができるかもしれません
やり方
力士が相撲をとっています。勝敗がついている状況なので、勝ち負けを見極め、カードを貼りつけていきます。
ゴール
勝ち負けを正しく判断し、すべて貼り付けることができたらゴールです。
視覚的構造化を盛り込む作り方
視覚的指示
「勝ち」「負け」カードを貼る位置に同じサイズの枠があります。
視覚的明瞭化
勝ち負けがはっきりした状態のイラストになっています。
視覚的組織化
貼りつけたカードが面ファスナーでしっかり固定されています。
作り方のポイント
力士はイラストがシンプルでわかりやすいです。イラストの向きを変える、回転させるなどで変化をつけましょう。
次回予告
次回は、「どんな星座?(シューボックス課題)」を紹介します。